[Eng Sub] お茶の旅〜萩編〜後編・城下町を巡る|日本茶道|A Trip to Hagi|Japanese Tea Ceremony

皆さん、こんにちは
「アンの茶道生活」へようこそ
この白壁の町並み、どこだか分かりますか
萩市観光の定番とされる萩の城下町です
今回は、萩焼を巡る旅に参りました
前回の動画では、萩焼の名跡である
坂 高麗左衛門窯を訪ねました
今日は、お食事処と萩の銘菓
そして、寺町にあるお寺さんでお茶を
一服ちょうだいいたします
では、早速懐石料理を提供される
「あじろ」に行ってみましょう
部屋には鵜かごに鮎の軸が掛けられており
窓の外は青紅葉につくばい
なんとも涼やかな景色です
このお店は
小泉元首相も
総理大臣の任期中に訪れたことのある名店です
茶懐石風の御膳を注文しました
お膳の上には、飯碗と汁椀、向付が乗っています
向付のお皿は
プラチナ釉がかかった三輪華子さんの作品
日本海に面した
萩は、新鮮な海の幸に恵まれています
煮物椀が来ました
わくわくしながら蓋を開けます
ふわ〜といい香り
椀の蓋には七夕の文様が描かれています
じゅん菜が浮んだ汁の下には
大きな牡蠣が入っていました
ではいただきます
う~ん!言うまでもなく、美味しいです
預け鉢として出された賀茂茄子の揚げ浸し
藁灰の梅華皮(かいらぎ・梅花皮とも)と呼ばれる素敵な器ですね
こちらの大皿には、焼き魚やお野菜など
口とりが盛られています
お皿の文様をよく見ると波打っているように見えます
これは大和保男さんの作品で
実は松の台に打ち付けて
松の年輪を写し取ったそうです
最後に、雲丹がたっぷり乗った
あじろさんオリジナルのうに飯が出て来ました
残さず、全部おいしくいただきました
茶懐石膳というだけあり、最後に薄茶が出ました
茶碗はもちろん萩焼です
萩の代表的な作家の抹茶碗とともに
美味しいお食事、すっかり堪能しました
興味のある方は、概要欄にリンクを貼っておきますね
次は、萩の銘菓をご紹介します
訪れたのは幕末に創業された、「光國本店」さん
このごろっとした大きなフォルム
夏みかんの形状そのままです
茶人さんの間では言わずと知れた「夏蜜柑丸漬 」
中には白羊羹が入っていて、口に入れると
皮のほろ苦さと、上品な甘さが
口いっぱいに広がります
一子相伝でその技法を守り伝えられているのですが
太っ腹の女将さん、なんとその作り方を
親切丁寧に教えてくださいました
皆様にはその様子を少し見ていただきながら
萩と夏みかんの物語について少しご紹介しますね
癒される〜
こうして全部削るわけで、削り取るわけです
こうしてですね
いい香り!
いい香りでしょう!
わたしが柑橘の匂いが大好きで
それはよかった!
萩で夏みかんの栽培が始まったのは、明治維新の後です
廃藩置県により職を失った武士達が
庭に夏みかんを植えて生計を立てたのです
今ほど果物のなかった時代、夏みかんは
高価な果実として東京や大阪にも出荷され
萩の一大産業に成長したのです
そのため夏みかんと土塀の風景は
今でも萩の代表的なシンボルとなっています
「夏蜜柑丸漬」の味、気になるでしょう
お取り寄せが可能ですので
どうぞ、概要欄のリンクをご参考ください
そして、作り方が気になった方は
是非本店まで訪ねてみてくださいね
女将さんに「アンの茶道生活見ましたよ〜」
と声掛けてみてください
きっと
「あら〜、よくきたわね!」
と元気な声で迎えてくださいますよ
もう姉御肌といいますか、きっぷのいい女将さんです
もう一軒、和菓子屋さんに寄ってみましょう
こちらのお店は「花ぐるま」さん
店内所狭しにお菓子がぎっしり並べられています
全て店主である橋本さんの手作りだそうです
主菓子だけでも10種類以上あります
キウイやブルーベリーが入ったお大福まで
本当にエネルギッシュ!!
一番得意なものは?とお聞きしたら
「寒氷」と即答です
ちょうど今乾かしている爽やかな青もみじがありました
透明感のある琥珀糖と比べ
「寒氷」は練って乳白色にしていきます
外はしゃりっと、中はねっとりとした甘いお菓子です
こちらには萩の情緒あふれる
「白壁と夏みかん」のかわいいセットがありました
これだけ作られるってことは
それを求めてやってくる方がいるってことですよね
お土産を用意してくださいました
なんてお優しい
私も色々買ってお友達にお土産に持って帰りたいと思います
さ〜、最後はお茶を一服いただきに参りましょう
オランダに住む友人から巡り巡って寄せられたご縁で
北古萩町にある本行寺に参ります
山門には表千家茶道 無箸庵の札が掲げられています
本行寺の縁起は なんと、江 戸時代にまで遡るそうです
現在のご住職玉井祥彦(しょうげん)様は、第二十六世となります
奥様の妙昌さんは、とびっきりの明るさで
ボーダレスなお人柄
実は今日初めてお会いするのですが
まるで旧知の仲のような距離感で接してくれます
山門に表千家茶道 無箸庵とあるように
本行寺では中学生から80代まで
老若男女がお茶のお稽古に見えられます
ご夫婦で20年近く
通われている方々もいらっしゃるとか
皆さん一服のお茶を点てて
静かな時を求めて来られるのでしょう
もしくは妙昌さんとのお喋りを
楽しみに来ているのかもしれません
お二人とも世話好きのように見えるので
いろんな方々の相談にも乗っているのでしょうね
お話を伺っていると楽しくて
私が萩に住んでいたら毎週通ってしまいそうです
美味しいお茶をいただいて、日も暮れてきました
妙昌さんは今茶事の料理研究に励んでいるそうなので
来年は一緒に茶事でもしようと約束して
お暇します
ありがとうございました
さて、ここで一つ朗報です
前編でご紹介した萩焼の宗家である
「坂窯」の坂 悠太さんが
14世 坂高麗左衛門を襲名しました
おめでとうございます!
今後のご活躍が楽しみです
皆さんいかがでしたでしょうか
萩の魅力は、歴史と文化、そして美しい自然と
美味しい海の幸だけではありません
明るくて気さくな人々にも魅了されます
旅はその地の人々と触れ合うことで
より思い出深いものになるのではないでしょうか
皆さんも機会があったら
ぜひ歴史ロマン溢れる萩を訪れてみてください
今日ご紹介したお店やお寺の詳細は
概要欄に記しておきますね
そして、よろしければ
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