【茶道】11月(霜月)の銘をご紹介!茶道のお正月・炉開きの時期におすすめ|茶人 松村宗亮の一客一亭

ご機嫌いらっしゃいございます。チャンネルで世の中をハッピーにまつまる僧侶でございます。
よろしくお願い致します。
今月もお届け致します11月にぴったりの
名シリーズでございます。
茶釈とか茶入れとか茶碗とか
様々な名にお使いいただけるんじゃないかと
ご好評いただいております。
また今月の言葉は雑誌なごみとも連動してますので
もしよろしかったらそちらもぜひご覧いただければと思います。
それでは早速参りましょう。
11月にふさわしい名
今月ご紹介しますのはこちらです。
イノコでございます。
そっかそんな季節でございますね。
さすがもうね何度もやってますと
以前もねイノコ餅とかねお菓子ご紹介したことありましたけども
今回またじっくりとイノコについてお話ししてみたいと思うんですが
イノコは何でしたっけ?
イノシシですよね。
そうそうそうそうイノシシの子供に模したお菓子をこの日に食べたりですとか
この日に炉開きをしたりとかいうことなんですけれども
もともと一体イノコって一体何だったのか
イノシシの子供ですけどもね可愛らしいですよね当然ね
この時期になると確かにお子さんとか連れたりしている
売り棒とかね呼ばれたりしますよね
そういったイノシシの子供を見かけることもあるかと思うんですが
中国からのね慣習風習が伝わってきて日本に定着していって
日本化していったというものの風習の一つでもありますよね
昔から伝統行事の一つでして
古代の中国旧暦の10月のイイノシシの日に
穀物を混ぜ込んだお餅を食べると無病息災
体にとても良いというね伝わりがありました
そういう信仰が旧中に伝わって旧中行事となりまして
古くはね紫式部の源氏物語なんかにもその記述が載っているようですね
またイノシシっていうのはたくさん子供を産むということなので
子孫繁栄とか五穀豊穣とか当然この時期になりますと日本だとね
収穫に関するお祝いもたくさんありますので
それに関連づけてだんだんと日本化していったということですね
イノ子餅というのはそのお餅が和室茶室に入り込んで
お菓子化していったというものでもありますし
この丸々とした形から様々なお祭りもありまして
なかなか今日本には残ってないんですが
旧暦の10月ですね11月のイイノシシの日になりますと
子供たちが大きな石を持って各家に行くと
重い石を叩いたり踏んだりして
土の上に石をギュッギュッとやると大きな穴が出てきて
イノ子の歌を歌うんです子供たちがね
それを聞くと縁起がいいからということで
家の人が出てくるとお菓子をあげたりおだちんをあげたりすると
逆におだちんもお菓子もくれない家には
ちょっと悪いソングを歌ってまた次の家に行くっていう
家の前に土に大きな穴があればあるほど
ありがたいという意味だったらしくて
このイイノシシの日が近づいてきますと
当時の子供たちはお菓子もお小遣いもくれるんで
猛練習にイノ子ソングの猛練習に励むらしいんですけども
昭和40年代子供たちがイノ子ソングに熱中してしまって
勉強も宿題もままならないっていうから
イノ子回り禁止が日本中に出たくらい
そのくらい流行って儀式をやっていたってことも残ってるんですが
今は逆に石引いたってアスファルトの上でズルズルするだけなので
それもできませんし
当然そういう風習もされてきてしまったようなんですが
今は逆に残っている地域でそれを推奨しているようなことがあるので
時代が変われば価値観も変わってきて見てみたいですけどね
今だったらハロウィンに変わっちゃったってだけですよね
地域によって歌詞も違いますし
結構謎の歌詞が入ってたりするようなんですけども
覚えてる方があったらぜひコメントいただければと思うんですが
覚えて歌ってみたいものですが
でも気をつけなきゃいけないのが
イノシシとお子さんは可愛らしいんですけど
もし山とかで見かけても近寄っちゃいけません
大体その時期のイノシシはお母さんイノシシでして
子供を守るために突進してきますので
逆ハートのことをイノメって言うんですよね
ハート型とかこういう目のことを
イノシシの目ってハート型してるんですよ
日本は昔からハート型あったんですけど
いわゆる西洋から来るこのハートではなくて
あのことをイノメっていう模様で言うんですけども
イノシシのお母さんがハートの目をして近づいてきたら
一気に逃げた方がいいよということですよね
お気をつけください
イノコでございます
ぜひお使いいただければと思います
続けてご紹介しますのが吹き寄せでございます
吹き寄せご存知でしょうか
聞いたことありますけど
聞いたことありますね
お菓子とかであるのご存知ですかね
綺麗な葉っぱとか
ちっちゃい様々な形の葉っぱ
黄色とか赤とか橙とか
様々な落ち葉を集めた形を表したお菓子だったりするんですが
それ当然元々の吹き寄せから来てるんですけども
庭掃除なんかするとたくさんの葉っぱが落ちてきますので
全部葉っぱを拾い上げるというよりかは
それをある種キュッキュッキュッと集める
キュッキュッキュッと集めることによって
庭に新しい景色を作っていくということなんですが
考えようですよね
私も小さい子供がいますけども
娘の部屋なんか覗くともうカオスですよね
部屋全体がね
こっちに服が転がっていて
こっちに本が転がっていて
こっちに教科書がガーッとなっていて
その中にふわっと寝てたりするんですけども
なんだかもう少し掃除したらいいじゃんとか
ここと言ったりするとね
自分が使いやすいようにレイアウトしてるだけって言うんですよね
なるほどねレイアウトねと思って
でも私は私で庭掃除にしようかと思って
庭掃除して
あまりにも大変なので吹き寄せするわけですよ
葉っぱを吹き寄せして
そうするとそこにまたさっき小言を言われた子供が来まして
全然庭掃除しても綺麗になってないじゃんみたいなね
こう言われるんですけど
いやいやレイアウトしてるだけだよ
吹き寄せなんですよね
結局吹き寄せることによって
自然が落とした葉っぱと人間が加えることによって
自然と人間の合作の作品が庭にできるという
この瞬間しか楽しめないね
新しい美意識ですよね
決して掃除をサボってるわけではなく
レイアウトして吹き寄せしてるだけだということですけど
様々なこの時期に見かける景色だったりするかもしれませんので
よかったら言葉として吹き寄せお使いになってはいかがでしょうか
続けてご紹介しますのは木守りでございます
木守り知ってますか
今日勉強したいなと思って今聞いた
この時期になると柿の木とかで
枝の先に1個だけ取らないで残しておいたりすると
その1個だけ残ってることを木守りって言うんですけど
あえてやることもあるんですが
居酒屋さんで飲み会行ったりすると
みんな取ったんだけど1個だけ唐揚げが残ってたりする
西の方関西の方だと遠慮の塊と
関東の方だと一つ残しとかね
面白いのが津軽地方の方では
みんなが遠慮し合って1個残すってことを
みんなが資料深いという風に捉えて
津軽州津軽州ってその状態を言うんですよね
捉え方によって遠慮が固まってるようなのか
客観的に一つ残しっていうのか
津軽州っていうのかね呼び方もそうですけど
あれも一つの配慮ですよね
1個だけ残っているのは別に
カラスさんに残してあげたりするわけじゃなくて
古代の収穫へのありがたみを
そこで感謝を表したりですとか
また逆に残していくことによって
その余韻を力に込めてですね
来年の豊作までもそこで祈ってみたいですとかね
それを気守と名付ける式たりが昔からあるんですが
こちらの世界でいうと
また一つ有名な気守がありまして
それがお茶碗の気守なんですね
お茶碗の名前がついていて
それ自体が気守という有名な赤楽の茶碗がありまして
楽家の初代の張二郎さんが作ったお茶碗のうちの一つで
理休さんもとても愛用したお茶碗の一つだということなんですが
理休さんがお弟子さんたちをたくさん集めて
いろいろいい茶碗が出来上がったので
よかったら持ってったらどうみたいな話を
お弟子さんに言うとみんなが私はこれがいい
じゃあ私はこれがいい
私はこれがいいって一個一個持って帰ったんですが
なぜか出来の良かった赤楽一碗だけが残ったと
こんなにいい茶碗なのに一つ残っているなというところを
理休さんはあえて名としてその茶碗に気守と名付けたと
おしゃれ
おしゃれですよね
なかなかどういうお気持ちで
お弟子さんたちがその茶碗を残したかというのは
分かりかねないんですけどもね
もしかしたら資料深い理休さんたちのお弟子さんだからこそ
出来たその配慮でその茶碗が残ったんじゃないかと
流石の理休の弟子集ですよね
というお話がございます
和菓子にしても一つ残しもありかもしれませんがね
気守として捉えてもいいかもしれません
ぜひお使いください
最後にご紹介いたしますのがコチューでございます
壺の中と書いてね
コチュー
なんかコチューじゃんとかね
韓国語だと唐辛子ですけどね
コチュー壺の中
コチューはもともとコチュー日月流しという
前後の冒頭部分を切っているとも捉えられるんですが
昔の中国にあった逸話でして
薬屋さんだと思っていたら
実は千人だったって人が
お客さんだった人を招き寄せて
こっちおいでよって言って
壺の中に連れて行っちゃうと
壺の中は桃源郷が夢のような世界が広がっていて
その人もすごい世界だなと思って
その時間を毎日ゆったりと楽しく過ごしていると
10日間くらいいたかなと思ったら
数十年たっていたというお話があるんですが
コチューというのは時間もゆったり流れていて
普段のしがらみとか
自分を束縛するようなもの
そういったものがない時間、世界
みたいな例えとして
コチューというのが捉えられるんですが
以前もね
私このチャンネルでお話しさせていただいた
私も子供の頃から大ファンでもあった
ビートたけしさん
北野たけしさんですよね
世界的な映画監督としても有名な方なんですけども
その方が私の茶室にお越しいただいて
一服差し上げるお茶会的なことを
させていただいたことがありましたけども
その方がね
たけしさんがお茶会を体験している間に
ぼそりとぼそりとつぶやいたんですが
なんかお茶室にいると
時間の間隔が縮んだり伸びたりするなと
いうことをおっしゃっていて
大変感銘を受けてその言葉を受け取ったんですけども
確かに空間的な伸び知事に
路地の広がりがあって
にじり口をくぐって
また4畳半の狭い部屋があって
っていう空間の広がりもあるんですけども
時間さえもなぜか急にゆったりと流れたり
急にまた巻きがあったりとか
そういう捉え方なのかなと
普段のしがみとか
忙しさであったりとか
何かストレス的なことであったりとか
そういうことは一旦置いておいて
お茶室の中ではその時間をゆったりと楽しみ切る
ということもお茶でできる楽しみ方の一つだと思うので
そこのコアな部分を
ご多忙であったであろうたけしさんも
お茶室で味わっていただけたのかなと思うと
なかなか感慨深いものがありました
ぜひこの時間
夜中でもありますけども
お茶の時間
なかなか忙しい世の中ではありますけども
お茶室の中でこそは
携帯とか時計とか外して
時間の間隔ということを
自分の体内だけと
お客さんとの時間の間だけで
楽しんでいただくということが
ぜひできるんじゃないかなと思います
たけしさんと実際会ったね
私はもうなかなか緊張で
何喋ってるかよく分からなかったですし
逆にもうこんな時間経ったの?みたいな
浮き足したって
時間の進み方というのも忘れてしまいましたが
こんな時間もあったなということを
今でも思い返しております
以前のYouTubeで紹介したので
そちらも買い回して
そうですね
ぜひご覧いただければと思います
11月夕日お開きでね
そうですね
朗読も開いて茶人の正月とも言われますが
また新しいシーズン始まって
おいしいお茶がさらに楽しめる時期でもありますので
どんどんまたチャンネルに対して
魅力あることを発信していけたらと思いますので
ぜひチャンネル登録といいねボタンまたよろしくお願いします
コメントもぜひお待ちしております
また次の動画でお会いしましょう
ありがとうございました