中国系とみられる男性は、展示物を次々と壊しただけでなく、学習者に対して「殺してやる」「銃で撃ち殺す」などと脅迫。女性の学習者があごを負傷する事態にもなりました。

現場には警察が駆けつけ、関係者から事情を聞くとともに、現場の映像などを確認。目撃者によると、関係車両の情報なども収集されたとされています。

そして、事件から1週間となる9月29日。

現在、警察は襲撃した男の特定に向けて捜査を進めています。

そうした中、トロントでは、カナダのメディア「Rebel News」が大型スクリーンを搭載したトラックを事件現場へ向かわせました。スクリーンには当日の襲撃事件が映し出され、更に男の顔も大きく映し出されています。

いったい、9月22日の現場では何が起きていたのでしょうか。

以下は、襲撃事件当日の模様です。

「ここは中国の領土だ」――突然始まった展示物の破壊

9月22日午前9時ごろ。

トロントの中国総領事館前では、法輪功学習者たちが法輪功への迫害などについて伝える展示パネルや横断幕を設置していました。

そこへ一人の男性が現れ、展示物を壊し始めました。

まず、その日に新しく設置された小さな展示パネルを破壊。

その後、大きな展示パネル3枚を次々と壊し、横断幕を引き裂き、展示パネルの支柱まで破壊したとされています。

学習者が抗議すると、男性は、

「お前、どけ。どけ」

などと怒鳴り、さらに、

「おれはお前を銃殺できるんだぞ。分かっているのか。」

といった脅迫的な言葉を浴びせました。

女性の学習者が負傷

現場にいた法輪功学習者のリナ・リーさんは、展示物を守ろうと男性の前に出ました。

その際、リーさんはあごを負傷。後にあごを触ると血が付いており、傷ができていることに気づいたと話しています。

また、男はリーさんに対して「殺してやる」などと脅したとされています。

さらに、現場を通りかかった2人の人が男を制止しようとすると、男性はその人たちに対しても侮辱や脅迫を行ったとされています。

「911を呼んで」――警察が現場へ

学習者たちは何度も911に電話し、警察に通報しました。

その後、複数の警察官が現場に到着。

警察は関係者から事情を聞き、現場の状況を確認するとともに、映像などの証拠を収集したとされています。

現場にいたリーさんによると、警察は道路の一部を封鎖し、現場を確認した後、「この件は裁判に進む可能性がある」と説明したということです。

「中国総領事館は中国の領土」――男性が繰り返した主張

今回、特に注目されるのが、男性が現場で繰り返したとされる、

「中国総領事館は中国の領土だ」

という主張です。

しかし、ここはカナダ・トロント。

中国総領事館の建物そのものと、カナダ国内の公道などの場所を同じように扱うことはできません。

それにもかかわらず、男性が中国総領事館前でこのような主張をしながら、カナダ国内で法輪功学習者の展示物を破壊し、更に「お前を銃殺できるんだぞ」などと脅迫したとされています。一連の様子は、現場で撮影された映像からも確認できます。

今後、警察の捜査によって男性が特定されるのでしょうか?
また、この事件の背景に何があったのでしょうか?
今後の警察の捜査とともに、現地での動きにも引き続き注目したいところです。

【引用記事】新唐人(2026年9月24日)