今回は、中国共産党(中共)による人権侵害の凄惨な実態と、それに対する国際社会、特に米国の最新の動きについてまとめました。
米国上院で「習近平と中国共産党を強く非難する決議」が全会一致で可決されました。この決議の背景には、私たちが決して目を背けてはならない、あまりにも残酷な迫害の歴史があります。
拘置所で何が起きたのか?食道を切り開かれた季雲芝さんの非業の死

中国共産党による法輪功学習者への迫害は、単なる「拘束」や「監視」に留まりません。その残酷さを象徴する、胸が締め付けられるような悲劇が2022年に起きました。
法輪功を放棄しなかったために中国内モンゴル自治区の収容所に不当に拘束された季雲芝(き・うんし)さん(当時66歳)は、わずか48日間の拘留の末に獄中死しました。
死亡通知を受け取った家族が病院へ駆けつけたものの、警察によって入室を拒否されます。しかし、ドアの外から必死に部屋を覗き込んだ家族が目にしたのは、見るも無惨な光景でした。
季さんの食道は切り開かれ、顔や肩は血まみれになっていたのです。
季さんは生前、同房者に「私が死んだら、それは拷問によるものだ」と言い残していました。彼女は高圧電流を流されたり、骨に達するまで針を刺されるといった想像を絶する拷問を過去にも受けていました。人間の尊厳を徹底的に踏みにじるこの凄惨な実態こそが、中国本土で今もなお繰り返されている現実です。
米スコット議員の怒りと「迫害を助長する米国企業」への警鐘
この悲劇に対し、米国のリック・スコット上院議員は強い憤りを表明しました。スコット議員は2022年、季さんの死に追いやった中共の圧政を激しく非難する声明を出しましたが、その矛先は中国共産党だけに向けられたものではありませんでした。
スコット議員は、インテル、ナイキ、コカ・コーラなど、中国市場に進出し事業を展開しているすべての米国企業に対し、次のように厳しい「警鐘」を鳴らしたのです。
「中国で仕事を続けている企業は、政権に資金を流し、こうした残虐行為を支えていることになる」
どれだけ綺麗事を並べても、独裁政権の市場で利益を上げ続けることは、結果として法輪功への拷問や人権侵害の資金源となり、彼らの悪行を助長しているに等しい――。この指摘は、経済的な利益を最優先にして人権問題を黙認してきた自由主義社会の企業に対する、極めて重い問いかけでした。
米上院で「習近平・中共を非難する決議(S.Res.444)」が全会一致で可決

そして先日、このスコット議員が提出した、中国共産党総書記・習近平を直ちに非難する決議(S.Res.444)が、米国上院において全会一致で可決されました。
この決議は、習近平率いる中共を「世界の平和と繁栄にとって最大の脅威」と位置づけ、彼らが犯してきた具体的な罪状を列挙しています。
- 新疆・チベット・香港・そして法輪功への執拗な人権弾圧
- 法輪功学習者などを対象とした、生きた人間から臓器を強制的に摘出する「臓器狩り」の横行
- 知的財産の窃取、不正貿易、さらに多数の死者を出しているフェンタニル関連物質の放置
スコット議員は採決前の演説で、「習近平は我々を滅ぼそうとしている。嘘をつき、不正を行い、強制労働を搾取し、大規模なジェノサイドを行う独裁者だ」と極めて強い言葉でその危機感を表明しました。
長年の貿易関係によって米国から流れた資金が、結果として中共の軍事近代化や弾圧体制を強化してしまったという反省のもと、米政府に対して「あらゆる手段」を用いた制裁と責任追及を求めています。
まとめ:中共の本質を直視すること
今回可決された米上院の決議は、中国共産党という組織が、自国民の命を奪い、食道を切り開くような凄惨な拷問を平然と行う「独特の邪悪さ」を持っていることを、国際社会が公式に認めた歴史的な一歩です。
私たちが住む日本も含め、自由社会が今後どのようにこの独裁政権と向き合うべきなのか。経済的な結びつきの裏にある、目を覆いたくなるような人権侵害の真実から、私たちは決して目を背けてはなりません。
【引用記事】大紀元:2022年4月1日
【引用記事】米上院 中国共産党総書記・習近平を非難する決議を可決 ― スコット議員が示した深い危機感と中共の本質をどう見るか



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