広西のスイカが魚のエサに? 果物価格暴落に苦しむ中国農家の現実

観中国へようこそ。6月12日のニュースをお伝えします。
2025年夏、中国のネット上で一本のショート動画が大きな波紋を呼びました。
その内容は、江西智湾独自地区の農家が、スイカを一斤0.2元、およそ4円で売れず、
仕方なく魚の餌として池に投げ込んでいるという衝撃的なものでした。
動画の撮影地はスイカの名産地として知られる通沙市福水県三宇鎮です。
例年であれば、この地のスイカは全国各地へと出荷され、夏の風物詩として人気を博していました。
しかし今年、農家たちはかつてない苦境に立たされています。
スイカの買取価格は暴落し、例年の平均である1キンあたり1元、およそ20円を大きく下回る0.2元にまで落ち込みました。
地元農家の降産はまだ10万キン、およそ50トンのスイカが畑に残っている。
収穫しても捨てるしかない。
今年の栽培コストだけでも数万円、数十万円に上り、確実に赤地になると嘆いています。
スイカ一斉およそ666平方メートルあたりの栽培コストはおよそ1500円、およそ3万円で、現在の市境ではコスト回収すら困難です。
さらに人件費や輸送費を加味すると完全に赤地です。
降産はガソリン代すらまかないないと語っています。
一方で消費地である関東省や北京市などではスイカの小売価格は依然として高止まりしています。
SNS上では北京では1.5元以下のスイカなど見たことがない。
甲州市ではまだ5元から6元で売られている、などの声が相次いでいます。
産物賃で一斤0.2元の価格が付けられている現状とは大きな差が見られます。
ネットユーザーの間では農家は売れず、消費者は高くて買えない。
ではこの差額はどこに消えているのかといった疑問の声が噴出しています。
今回の問題はスイカだけにとどまりません。
2025年初頭から中国全土で様々な果物の価格が暴落しており、農家たちは連鎖的な経済打撃に苦しんでいます。
イチゴやサクランボ、みかん、さらには高級品種として名高いシャインマスカットまでもが根崩れを起こし、多くの農家が栽培放棄を余儀なくされています。
例えば、シャインマスカットはブドウ界のエルメスと称され、一時は一草300元、およそ6000円で取引されていたにもかかわらず、現在では4元から5元、およそ80円から100円となっています。
過度な栽培集中と市場の早立ち競争が品質の低下を招き、消費者離れと価格暴落という悪循環を引き起こしています。
ではなぜ産地価格がこれほど下がっているにもかかわらず、都市部の小売価格は高止まりしているのでしょうか。
背景には業界関係者が指摘するいくつかの複合的な要因が存在しています。
まず、経済の低迷により中低所得層の購買力が落ち込んでおり、価格を下げたとしても全体的な需要が大きく回復する兆しは見えていません。
消費者の財布の紐が硬くなっている今、果物のような試行品に対する出費は後回しにされがちです。
また、スイカなどの収穫サイクルが短く、比較的容易に栽培できる作物には、多くの農家が集中する傾向があります。
このため、市場が供給過剰となり、結果として激しい価格競争が起こっています。
さらに、人件費や輸送費、商品ロス、税金など流通の過程で発生するコストが積み重なり、産地での価格はいくら安くても、小売り段階では価格が大きく膨らんでしまう構造になっています。
加えて、食品安全への不信感も消費者心理に影を落としています。
見た目を良くするために使われる農薬や膨張剤、熟成促進剤などの使用に対し、多くの消費者が警戒心を抱いており、
安い果物には裏があるのではないかと疑念を持つことで、購買意欲がそがれています。
さらに、海外からの輸入果物との競争も、国内農家にとって大きな打撃となっています。
東南アジアやアフリカなどからは、安価で品質の高い果物が大量に流入しています。
それに押される形で、国産果物の販売機会が奪われつつあります。
そして、もう一つ大きな要因が、ネット通販の対等による価格体系の崩壊です。
ライブコマースやECサイトでの直販は、一部では価格崩壊ともいえる状況を生み出しています。
従来の市場価格のバランスが崩れ、中小の成果商は大きな打撃を受けています。
こうした要素が複雑に絡み合い、作っても売れない、安くても買わないという市場のねじれを生み出しているのです。
作れば作るほど損をすると訴える農家の現状は、中国の農業構造が抱える根本的な問題を浮き彫りにしています。
今回の魚の餌になるスイカは、その象徴的な出来事といえるでしょう。
生産が多く、消費が少ない、産地と都市の価格の差、供給に対して価格がバラバラである。
現在の中国農業において、価格崩壊や構造的な不合理が野放しになっている限り、こうした悲劇は今後も繰り返される可能性があります。
サプライチェーンの再構築、公正な価格形成の実現、そして農家と消費者の双方が納得できる市場システムの再構築は、今まさに問われている課題です。
作れる、売れる、買えるという健全な循環をどう確立するか、それこそが中国農業が直面する次なる命題となっています。
この度は、中国臓器集団を提出せよ、G7プラス7カ国、合計14カ国の各国首脳宛ての請願書へのご署名にご協力をいただきましてありがとうございました。
皆様のおかげで、署名数が予想上回る人数に達したとのことです。
また、この署名活動は来年度のG7に向けて引き続き行われるとのことです。
よろしければ、皆様のお近くの方々にお伝えしていただきますよう、今後ともよろしくお願いいたします。