家なき子 1977 Nobody's Boy Remi 經典老片場「咪咪流浪記」19

經典老片場
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31 回視聴·2025/07/30
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さあて次にお目にかけまするは七色に ジョリクール得意のシャボン玉
旅を続けるビタリス一座に 秋はそろそろ終わりを告げようとしていた
白鳥号のミリガン夫人たちと別れてから ローヌ川に沿ってアルル
アビニョンそしてディオンへ ディオンでローヌ川に別れを告げて
一向は今ディジョンを目の前にしていた どうした風邪を引いたか
大丈夫ですよ だいぶ冷え込んできてるだろう
どうじゃ少しはマシじゃろ とにかく雪が降るまでにはパリへ入らんといっ
身体には気をつけんとな ジョリクールねお前はいつも一番楽をしおる
さて行くか さてジョリクール将軍は立ち上がります
老いたりとはいえ名誉ある栄光の数々今ここで立ち上がらん 残れしきの病よはまだまだ戦えるぞ
ああこいこはパドモ
将軍は激しく咳込みます やはり将軍の体は相当弱っているのです
将軍は最後の力を振り絞ります 緑なす国のため愛する息子たちのために立ち上がり
もう少しだ!もう少しで味方は勝つことができる!
将軍の勇気に敵の兵隊たちは浮き足立ちません
味方は勝ちました!大勝利をおさめたのです!
冬も近くになると日が暮れるのが早い
ビタリス一山の工業も一日一回がやっとであった
従ってミイリの方もだんだんと心細くなっていた
レミよ、今日は本当にありがたかった
ワシの石のせいで失敗するところじゃった
ありがとう、レミ
いえ、僕じゃないんです
ジョリクールがとっさに石の真似をしてくれたから
つい僕も釣られちゃったんです
なるほど、ジョリクールも腕を上げたわよ
作ったよ、ジョリクール、もういいったら
さてと、レミ、それではちょっと買い物に出かけるか
え?買い物にですか?
おしちょさん、いったい何を買うんですか?
お前のものじゃ
僕の?
ビタリスは古着屋でレミに革の直着を買ってくれた
内側にふさふさの毛がついた
見るからに温かそうな直着だ
お金も乏しいところなのに
ビタリスはレミをこれからの寒さから守ろうとしてくれているのだ
レミは嬉しかった
北風に向かって大声で叫ぶ
ありがとう、おしちょさん
レミはもう白鳥号との悲しい別れからは完全に立ち直っていた
過ぎた日を思うよりは
今日のこの毛皮の温かさを
父親にも似たビタリスの温かさを思う方が
ずっとずっと幸せだという気がした
ビタリス一座はディジョンを離れ
丘陵地帯へと入った
おしちょさん
ん?なんじゃ?
パリってどんなところですか?
パリか
パリはな、花の都じゃ
これまでに通ってきたどの町よりも大きくて
そして美しい
人もたくさんいるし
立派な劇場もある
僕想像もつかないな
早く行ってみた
会いますところの僕の夢でございます
ディジョンからシャティオンへ向かう頃から
空模様が崩れ始め
冷たい雨の日が多くなった
シャティオンを過ぎたら
シャティオンの花が咲く
トロア、パリまでは
まだまだ昨日遠くなるような道のりがあった
北風が吹くのが早いな
この分だともうすぐ雪が来るぞ
早いともう冬企画にかからなきゃな
あの、今年は雪が早いって
パリへ向かう列車であろうか
冷たい夜を引き裂きながら北へ向かっている
むろん、その日暮らしのレミたちに
乗れるはずもなかった
神様
明日はどうか雨、北風も吹きませんように
お嬢さん
ここら辺に井戸のある農家はございませんから
ちょっと飲み水を切らしてしまっての
お、おランチにあるだよ
ついときにどうかしてくれだと
どうもお仕事中お邪魔いたしまして
いやいや
お、お姉さんたちこれから昼飯かね
水がありませんとどうにもパンが喉を通りませんでな
あれ、この寒空に水とパンの昼飯かね
我々は慣れておりますれば
おい、ミレン
母ちゃんにな
お客さん用にスープを呼ぶに温めるように言ってきな
ご主人
ああ、いやいや
昼飯は大勢の方が賑やかでいいでな
レミたちはスープのお礼にゲーをする
お客はいつもと違ってたったの三人だ
しかしこんなに楽しい気分でゲーをするのは
嬉しいなとレミは思った
レミや
今日のこと忘れてはならんぞ
偶然通りかかった縁もゆかりもない
そして私らを温かくもてなしてくれる
これが人の情けじゃ
神の心というものじゃ
お前は今日のことを忘れずに
いつかどこかで見知らぬ困っている人に手を差し伸べてやるがよい
するとその人がまた別の人に親切にする
そうして回り回って
またいつの日かレミのところに帰ってくるかもしれん
それが神の心じゃ
愛というものじゃ
岩肌を伝って
冷たい風がレミたちに吹きつける
まだ明るいというに
人っ子一人表へ出ている
この風では明日も芝居は無理じゃの
という言葉じゃ
無駄な宿賃を使うわけにはいかん
レミ
着いたばかりじゃがすぐに出発じゃ
一座は
一度荷物を解いた宿をすぐに出る
お金の乏しい一座にとって
稼げない町で宿賃を使うことはできない
たとえ風が冷たくても
一座は
雪が降る前に
一足でも早くパリへ近づかなければならないのだ
お主さん
大丈夫ですか
少し休め
お主さん
冷た村だ
カピやったぞ
よくやった
今日じゃジョリクール温かいじゃろうな
こんなに冷え込むところを見ると
今夜にも雪が降るかもしれないな
そんな様子ですか
足の感は滅多に外れませんからね
お前さん方も
寝る前によく温まっておいてくださいよ
ところで
お前さん方どこまで行きなさるね
パリで冬を過ごすつもりです
パリ
それは大変だ
途中で雪の峠をいくつも越えられませんよ
とりあえず明日中に峠を一つ越えて
トロアまで行こうと思っています
トロアね
トロアならば
お天気さえ持てば明日中に着くでしょ
おやめなさい
おやめになった方がいいですよ
ほら
ご覧なさいあの雲
あの雲は雪雲ですよ
あれが来るとひどい吹雪になっちまうんですよ
しかし
今日一日何とか持てばトロアに着けますか
とんでもないトロアなんて
峠まで持ちませんよ
これまでにも何人もの旅人が死んでるんです
おまけにこんな子供連れで雪の峠を
ご忠告は嬉しいですが
ここに留まっておっても
わしたち旅芸人には冬を越す方法がないのに
しかし
それにこの子には物恋をすることも
教えてありませんのじゃ
吹雪に会うかどうか
それはわしたちの運命が決めてくれることです
いろいろお世話になりました
いやいや
わしの勘が外れてくれればいいな
おじさん
渡り鳥じゃ
南の暖かい国で冬を過ごすために移っていくんじゃ
暖かい国
レミは思う
今僕にも翼があったら
カピやドルチェやゼルビーの
それにおしそさんやジョリクールも
ひとまとめにしてパリまでひとっ飛びで飛んでいけるのに
いかんとうとうやって来よった
雪じゃ
高等浮遊将軍がやって来た
雪は見る間に吹きすさぐ厳しい吹雪に変わった
峠まではまだだいぶ距離がある
ましてやパリはまだまだ遠い彼方であった
そしてビタリス一座がこの吹雪の中で出会う悲しい運命
この時はまだ誰も知らなかった
