家なき子 1977 Nobody's Boy Remi 經典老片場「咪咪流浪記」32

經典老片場
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19 回視聴·2025/07/29
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今来た分だけ今度は一人で歩くことになるよ
おしそさん、新しいビタリス一座は僕とカピト、それからマチア
うーんと楽しい旅になりそうです
僕たちはパリを出てみな
空はどこまでも青いし、小川の水は澄んでいます
おしそさん、見守っていてくださいね、僕たちの旅を
レミたちの旅は順調に続いた
前にビタリスがそうしたように
レミも裕福そうな村に通りかかるたびに興行を売った
レミが驚いたのはマチアの器用さだった
楽器はバイオリンをはじめ何でもできるし
おまけに簡単な曲芸などは平気でやってみせた
俺はさ、ガルボリンとこ生んでた
ちょいとサーカス行ったこともあんのよ
稼ぎは良くも悪くもなかった
その日の宿賃と食事代がどうにか間に合うくらいである
気に入んねえな
何が?
何がってよ、なんかちょいと身道すぎるで
もっとこう、なんとかパーっと稼がねえとよ
パーっと稼ぐって言ったって
僕らはまだ一座を組んだままないし
どうにかこうにかやっていけるだけでもいいと思わなくちゃ
なもんですかね
でもよ、一日中テクテク足に豆作りながらの我にゃ身道よ
いいの、そのうちだんだん出し物を増やすから
そうだ、そろそろマチアを入れてお芝居を考えてもいいな
芝居か、悪かねえな
でもよ、お笑いの芝居はだめだぜ
俺には一個ね、俺は二枚目じゃなきゃだめなんだ
答えた
ほんと?
気取っちゃって
とにかくよ、毎日毎日じゃなくて
一日工業したら後の三日はのんびり遊ぶ
そのくらいのペースでやってほしいね
しょうがないだろ、一日がやっと飲み入りしかないんだから
まったく、俺がパリで一人でやってたときのほうがざっと優雅だぜ
ミミッチーなショーに会わね
マチア、君子供のくせに煙草吸うのかい?
ううん、さっきの村で稲割り漕いでたじいさんのちょいと失敬してきたのよ
ま、一度やってみると思ってね
バックホッチ!スーパーキロ!
大人ってのにマジーも嬉しそうにやってんだ
と儲けようや
な、ミミッチー
はいはい
旅は続く
季節は夏の始めを迎え
木々をくぐり抜けてくる風が汗ばむ顔に心地よい
ねえマチア、いい加減でマフラーとったらもう夏だよ
だめだめ、このマフラー俺は気に入ってるんだ
さすがにマチアももうパリへ帰るなどとは言わなくなった
理屈や文句は相変わらずだが
結構マチアなりに旅にもなる楽しんでいる様子であった
今、こいつがパリで大流行のコウモリ傘
赤くさいのよ
うん
カーネーションもこれだけいっぱいあるとちょいと嫌味だね
さあみなさん
幸せな若い二人のために歌って踊って大騒ぎをしておくれ
結婚式だね
うん、結構派手にやってるぜ
なに、音楽隊が来れない?
そうなんすよ
なんでも馬車の故障とかで隣村でストップだそうです
そいつは困った、もう始まっとるんだぞ
結婚パーティーに音楽隊がなくちゃパーティーにならん
そうなんすよ、大変なんすよ
聞いたか、レミ
こいつはチャンスだ、チャンス到来だ
いいから任せて
お見受けしたところ大変お困りのございます
誰だよお前さんは
音楽隊ってこと大げさなもんじゃござんせんが
まあ歴史とした子供一座でござい
私たちはシンビタリス一座
またはレミ&カピプラスマチア一座
つまり略してレミ一座と申すものでございます
よろしく
いやーそのつまり
お前さん方音楽がやれると恋はかねえ
もちろんその通りです
よろしかったら僕たちにパーティーの音楽をお任せください
よろしかったらも何もない
ぜひぜひお願いしますよ
皆さん大変長らくただいまやっと音楽の到着
さあ派手に音楽始めましょう
カドリー ポルカ ワルスト
レミたちは何でも弾きこなす
レミたちの演奏は村人たちに心から喜ばれ
もちろんカピのお会いに集まったお金は
今まで見たこともないほどである
本当にレミ一座にとっては
初めての大きな喜びの日である
その上親切なナコードさんは
レミたちに夕ご飯をご馳走してくれ
泊まる部屋まで用意してくれたのである
すっげえ28フランある
28フランも
驚いたね
旅芸人って商売も意外と意外じゃんかよ
こんなことって初めてだな
きっとうまく結婚式にぶつかったからだよ
よし決めた
今度からは結婚式があるところを選んで旅しようぜ
そう
28フラン
それはレミはもちろん
マーチアにとっても初めての大金であった
おそらくそれはレミを今まで愛してくれた人々
例えばビタリス
白鳥号のミリガン夫人
花作りのアキャン家の人々
そんな人々からようやく一人歩きを始めたレミへの
暖かい贈り物であったに違いない
そしてその夜
レミは忘れようとしても忘れられない
もう一人の大事な人の夢を見る
おいレミどうしたの
今朝から地図ばっかり眺めてるじゃないか
ボケっとして何が一体どうしたっていうの
シャバの村に僕を育ててくれたバルブランママがいるんだ
地図を見ていてわかったんだけど
このままどんどんまっすぐ行くとシャバの村へ行くんだ
どんどんってどれぐらい
わからないけどたぶん一月ぐらいかな
僕パリを出るときバルスへ行くって言ったよね
ああ確かバルスの炭鉱にいるアレクシスってやつを訪ねるって言ってたぜ
あの僕バルスへ寄ってから
あのそれからシャバのへ行ってもいいかな
いいんじゃない
行きたいところに行けるのが旅ってもんだからよ
マチアありがとう
礼を言うことはねえやな
育ての親だろうがなんだろうが
母親ってのに会いたくなるのは当たり前よ
さもたもたしないで行こうぜ
うん
ズンズンズンズン歩け
ラッタカラッタカラ
お城の小道を王様のように
胸を張って歩け
どうしたのマチア
疲れちまったよもう大丈夫
出発
マチア
君のママの話をしてよ
あのね僕考えたんだ
バルスへ行ってそれからシャバのへ行って
そしてその後は君のママを訪ねようと思うんだ
どうだいマチア
レミは俺のお母がどこにいるのか知ってるのかよ
知らないよでも教えてくれればわかるよ
僕は地図を持ってるもの
残念でした地図見てもわかんねえよ
お母はもう天国に行っちまってるからな
それに俺の生まれはイタリアだけど
俺が5つの時にお母が死んで
それでヒカルホルに変われてさ
それからずっとパリ暮らしの
ふるさとのイタリアのことだって
お母のことだって
もう何も覚えちゃいねえ
だけどよこのマフラー
こいつだけは不思議と
お母が作ってくれたってことを覚えてるんだ
それでいつもそのマフラーを
ごめんマチア僕シャバの村へ帰るのよ
バカあの28フラン
結婚式でボロ儲けのこの28フラン
俺はこいつのいい使い道を考えついたぜ
おめえのお母へのお土産買うのよ
バルフランママってのは何が好きなんだ
でもそのお金半分はマチアの
俺のお母よ
レミは本当に何を買えば
バルフランママが喜ぶのか
思いが決まらなかった
肩かけユリイス大きなスープ鍋
何もかもが28フランもあれば
十分すぎるほど買える
でももっと何か素晴らしいものはないか
とレミは考える
考え始めると胸がワクワクドキドキし
足が宙に浮いているようだ
こんな嬉しい悩みを経験するのは
レミは初めてのことであった
レミ俺もいろいろ考えたぞ
本当に聞かせてよマチア
例えばだな
ピラピラのついたロングドレス
赤青緑オレンジと取り揃えた
七色のマニキュア
ほんじゃ今パリで大流行の金髪のカツラ
お前に全て任すわ
おやすみ
ありがとうカピ
そうだ牛にしよう
ママへの贈り物は
ルーセットのような目牛にしよう
美味しいミルクとバターのトレル
喜ぶぞおママ
きっとお喜びするぞ
マチア
珍しいな
僕より先にマチアが起きるなんて
カピ
おかしいな
二人で散歩かな
カピどうしたの
牛の位置が立ってるんだ
はいおじさんいいよ
28フランで上等の牛を売ってくれだと
その通りよ
ほらここにちゃんと耳を揃えて
28フラン持ってきてるんだ
おっぱいのよく出る上等のやつを頼むぜ
おいみんな来いよ
ちょいと面白いぜ
この子がよ
上等の目牛を28フランで買ってんだと
28フランだってか
何がおかしい
なんな坊主
15ピストル持ってくればいつでも売ってやるぜ
もっともおめえが15ピストル作るまでには
あと10年はかかるがよ
15ピストル
150フラン
なんで牛の値段も知らねえでお買い物かねえ
ちょいと桁が違いすぎるよ
またおいで今日は本当にご苦労さ
よしわかったわかった
手打とう
じゃまあこうしようやな
上等なんてのは諦めるからさ
ちょいと落ちるやつでもいいや
ここら行きだ
28フランぽっきり
これでぜひ頼むぜ
だめだよあきらめな
あのさ
あのよ
友達がよ
俺の友達がお袋にプレゼントしよってんだ
頼むよおっちゃん
俺何でもだよ
今度は泣き音しかねえ
うるさいよ仕事の邪魔だよ
けがはなかったか
軽く落としただけなんだがさささ
大丈夫だよ
牛の値段って知ってるか
いやよく知らないけど
15ピストルよ
つまり150フランってこと
俺ちょいと調べたんだ
と122フランよ
とぼけんなよ
目牛を買うために食べなきゃなんねえお宝
がんばろうぜ
まだ時間はたっぷりあるでよ
