家なき子 1977 Nobody's Boy Remi 經典老片場「咪咪流浪記」26

經典老片場
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25 回視聴·2025/07/30
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このガロホリ様を甘く見るとどういう 目を見るかたっぷり教えてやる
やめんか やめんかガロホリ
金もなく宿もないビタリスたちにとって ガロホリのところは最後の頼みの綱である
だが子供たちを無事で討つようなガロホリは 世話になるわけにはいかなかった
ビタリスたちは行くあてもなく冬の夜をさまよう
一座にとって暖かい春はまだまだ遠い先である
ましてやこの厳しい冬の一夜が朝を迎えるには まだまだ長い夜を過ごさねばならなかった
そしてこの世 ビタリスとの悲しい別れが待っていようとは
春が来ることを信じきっているレミにとって わかるはずがなかった
レミ とにかくジャンティの石切り場へ行こうかの
ジャントの石切り場?
そうじゃ 少しパリから離れた郊外じゃが そこならば石大工や妊婦たちの使う掘ったて小屋があるんじゃ
今の時間ならばもう誰もいないはずじゃ 今夜はとにかくそこに泊まるとしよう
はい
その世のパリは 身を切るような北風が吹き乱れ
この冬一番の寒さを迎えていた
レミよ ずいぶんと暗くなった
はい 街の明かりがほとんど消えた
おふかしの好きなパリっ子たちも この風と寒さでは寝るしかないか
それにしても ガストウまで暗くすることあるまいに
え?
わしはどうも暗いのは苦手じゃ
暗いって?
まったく これでは石でもあったらつまずいてしまうわ
何を言ってるんだろう お師匠さん ガストウはいつもと同じにこんなに明るいのに
お師匠さん お師匠さん 大丈夫ですか
ちょっと膝打ってしまった 大丈夫じゃ
少しこうしとればすぐに歩ける
ビタリスが敷石につまずいて転ぶ
そんなことは今までにはなかったことだった
パリについて以来 冷たい風と雪の中を
毎日のように仕事を探して歩き回ったことで
ビタリスの体はもうすでに疲れきっていたのだ
レイビー そろそろ左手に白っぽい岩山が見えてきたじゃ
それがジャンティの石切り場じゃ 今夜のわしらの宿じゃ
見えませんけど
落ち着いてよく見るんじゃ 一段と高く盛り上がっているはずよ
どうじゃ 見えたじゃ
いいえ 本当に見えません
道を間違えたか いやいや 暗くて見過ごしたのかもしれん
レイビー 少し引き返してみよう
はい
お師匠さん お師匠さん お師匠さん
少し休んでいきましょう この境界の影なら風がよけられません
いやいや いかん いかん
腰を下ろしてしまったらそれ気に立てなくなる
そしたら零え死ぬばかりじゃ
歩くんじゃ レイビー 石切り場はもうすぐじゃ 必ずこの近くにある
はい
そうじゃ レイビー どこかに車輪の跡はないか
石切り場からは重い石を運び出す だから石切り場への道は車輪の跡が深く揺れてるはずじゃ
そうじゃろう 絶対にこの辺りにあると思っとったんじゃ わしは
これで助かったぞ レイビー やっと今夜の宿が決まりじゃ
石切り場です
そうか ついに見つけたか
あ ハッピー待って ハッピー
風も止んだわい これでぐっすりと眠れるぞ
さあ レイビー 何をしとる 早く中へ入らんか 休む場所を決めんといかん
どうした レイビー
お師匠さん 目が 目が見えないんですか 鉄の門が閉まってんのがわからないんですか
何 鉄の門じゃと
なんていうことだ 昔はこんなもんなどはなかった なんていうことだ
だからどうしたものかの レイビー
あの それより お師匠さん
目のことか 年寄りはな 誰でも夜はよく見えんものなのじゃ 心配せんぜい
ビタリスの目が悪くなったのは 年のせいではなかった
それは確実にビタリスの体が 寒さと疲れで弱り始めている証拠である
だいぶ前に確か 小さな教会の前を通ったの
はい あの教会のところまで戻るのじゃ
こうなれば 神におすがりするより他はない 礼拝堂の片隅でもよい
とにかく 一夜の宿をお借りしよう
はい
しまった ついに空気になったか レイビー 道を見失うな 迷ったら最後じゃ
十字架と思えたものは 教会の建物の跡ではなく 丘の上の崩れ果てた農家であった
それでもビタリスたちにとっては 神のものより 好きなくとも そこは吹雪を遮ってくれる石壁がある
お師匠さん 春になれば 僕たちはまた楽しい旅をするんですよね
カピを先頭にして その後に新しい仲間たちが続くんですよね
もちろんじゃよ ねえ そのために わしらは今こうして 辛い吹雪にも耐えているんじゃからね
でも お師匠さん でも その時までは 治りますよね お師匠さん ねえ
レイビー 心配せんでもいい わしのことは心配せんでもいい
いつの間にか眠ってしまった レイビー レイビー 起きろ 起きんか
こんなとこで寝てしまっては 死ぬのを待つだけじゃ
さあ 立つんじゃ レイビー 歩くんじゃ 体を動かすんじゃ
そうじゃ レイビー 目をしっかりと開ける
お師匠さん
ビタリスたちがちょっと寝ている間に 吹雪は大雪に変わっていた
気温がどんどん下がり始める
危ないとよ レイビー もしカピが起こしてくれなければ わしらは もうあそこで終わりだった
とにかく 明かりを探すんじゃ
何が何でも 最初に見つけた家へ入れてもらって 体を温めねばならん
な 眠い 眠いんです 僕 お師匠さん
カピが心配するぞ 俺 しっかりせえ
そうじゃ レイビー 楽しいことを考え
楽しいことを
そしたら わしたちは何をするかとかの
春になったら 春になったら 春になったら 春になったら
そして 村の道には 馬車がとことこと進みます
もちろん その馬車には 僕とお師匠さん そしてカピが乗ってます
わしとレイビーとカピが馬車にの
それだけじゃありません
馬車には 新しいビタリス一座の仲間たちが乗ってるんです
ドルチェによく似た真っ白な犬
ゼルビーナのように たくましい押す犬
そして 縁起はまだまだだけ
町から町へ 村から村へ
新ビタリス一座は どこへ行っても大評判
大評判か
それならば もういちいち 宿の心配をすることもないの
もちろんです それに お師匠さんの膝も もう心配ありません
何しろ 新ビタリス一座は 馬車を買い入れたんですから
もう 足に豆を作らないでも 馬車が運んでくれるんです
なぞ考えたの レイビー 馬車を買うか
よし 春になったら さっそく買い入れよう
車輪の大きな 立派なやつをの
もう時間は 真夜中を過ぎようとしていた
レミは 寒さと疲れで もう半分意識を失っていた
ビタリスが少し油断をすると すぐ道に倒れて 眠り込もうとする
ビタリスもまた レミ以上の疲労と 眠気に襲われていた
だが ビタリスは 何度も何度も レミを抱き起こし 歩かせる
雪の中で眠ってしまえば 死は確実にやってくるのだ
年老いて疲れ切ったビタリスは もう一つのことしか考えていなかった
レミを死なせてはならない 愛する息子を守れるのは
今 この広い地上に わし一人しかいないのだと
ビタリスの目は もうだいぶ前から 何にも見えなくなっていた
レミよ 馬車の横原には 何と文字を入れようか
新ビタリス一座と 入れるべきかの
いやいや わし あの こう入れてみたい
天才歌手レミ少年 キタルトだ うんと大きくな
愛の美しい歌声が のや山を駆け巡るのじゃ
村の人は目を丸くし 町の子供たちは ブラボーと叫ぶ
やがてお前は 世界中の評判となって 大劇場に招かれる
もちろん パリのオペラ座じゃ お前は世界一の歌手になる
だがお前は 優しい子じゃ
劇場に出ない日は 必ず小さな町や村を回って歌う
劇場で歌う時のように 声を張っての 精いっぱいな
素晴らしいじゃないか たくさんの未来があるということは 素晴らしいことじゃ
愛が大きく羽ばたいているのが 見えるようじゃ
うるさいな 一体何事だ
野良犬が腹でもすかしてるでしょ
君なら来い お前たちにはいくら騒ごうと わしの息子は
わしの息子は 私じゃせんぞ
カピ こっちへおいで ザレミにぴったりくっついて 温めてやるんじゃ
それでは 上から藁を乗せるぞ
安心じゃ ザレミ もういくら寝ても大丈夫じゃ
藁とカピが お前を守ってくれるぞ
わしも一眠りしよう 今日は少し疲れてしまった
おやすみ ザレミ 明日はきっと 素晴らしい天気じゃよ
カルロ・バルザーニ様 あなたはどうぞ
カルロ・バルザーニ 素晴らしいテナーでした
世界一の大菓子 バルザーニに乾杯
ビタリスは死んだ
愛する息子 藁をしっかりと抱きかかり 静かに息を引き取った
