家なき子 1977 Nobody's Boy Remi 經典老片場「咪咪流浪記」36

經典老片場
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19 回視聴·2025/07/29
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生き埋めになった炭鉱の地の底から レミたちが救い出されたのは
事故が起きてから実に一週間ぶりのことであった
久しぶりに見る朝日は
これからのレミの旅路を明るく照らし出していた
レミたちもうどの辺まで行ったかな
もう峠に差し掛かる頃じゃないかな
本当にレミたちには世話になりっぱなしだったな
レミたちがバルスの炭鉱を後にしたのは
アレクシスの怪我も治りレミの体力も回復し
事故騒ぎからさらに一週間過ぎた日の朝のことであった
アレクシス・ガスパールおじさんとシモールとポールの兄弟
そしておばさんや先生や所長
レミと一緒に暗い地の底で楽しく働いた人々
たくさんの思いを抱きレミはバルスの街とさよならをした
レミたちには大きな計画があったの
立派な牛を買う
牛を買うためにお金をじゃんじゃん稼いだ
そうそしてその牛をシャバの村にいるバロブランママに
プレゼントするというどでかい計画があったのだ
ズンズンズンズン歩け
すっげークマだ
坊やたちご同業だな
はいご挨拶
おじさんクマ使いなんですか
その通りクマの兄弟とも呼ばれとるがね
どうかね稼いでるかい
いえあんまり
そうかそんじゃクレール門に行きな
この一週間は市が立ってるから稼げるぜ
じゃあな決まって稼げよ
どうもご親切に
クレール門かよっしゃよっしゃ
ジョリクール決まって稼げとよ
夢
クレール門フェラーに着いたのは夕方であった
お客は十分すぎるほど集まり稼ぎも悪くなかった
どのレのミのファのソのラと
締めて3フランと30スなかなかできやんす
どうだいレミ1は一週間続くんだ
ここでちょいと頑張るか
なんだおめえ
お兄ちゃんたち学級うまいね
それはおめえ決まってるわな
天才少年レミと努力の人マチア様の一座だ
ハープもバイオリンも笛も最高
ぼくちゃん感心しちゃった
言うね近頃の青少年は
実はぼくちゃん
音楽について少し教えてもらいたいことがあるのですけど
いいぜいいぜ
じゃあ聞くけどね
ハンキはシャープを使い
それは決まりなんだ
シャープと合わせに左から2番目の弦を使うのはなぜ
それは
バイオリンの弦が4本あるのはどうして
3本は羊の蝶で1本だけ鉄線なのはなぜ
ハープの弦はいろんな長さがあるのはどうして
明日の天気はどうかなレミ
いいんじゃないマチア
なんだやっぱり理論は丸切りか
ようそれで市民大衆に音楽を聞かせてお金取れるね
ロシなんて何をしてるのざます
バイオリンの稽古ざますよ
はい
あのねバイオリンに鉄線を使うのは低い音を出すのに羊の蝶じゃ共鳴が弱いからさ
ハープの弦は短く張り詰めるほど振動数が多くなって高い音が出るの
じゃあね
俺考えたこともなかったよ
バイオリンの弦がどうなってるかなんて
僕も
ショックだったね俺は
きっとお師匠さんがもっと生きていたら教えてもらえたんだろうな
レミたちは次の日も人手の多い市のそばで興行を打った
だがその時レミの思ってもいなかったことが起きる
どうしたんだよなんで途中でやめるんだ
やめろよおい
マチア
聞けレア
レミ俺急に自信がなくなっちまったんだ
俺今まで人に教えてもらったこともなければ本も読んだこともね
それでも俺自己流で好きなようにバイオリンもハープも笛も何でもできた
いやできると思ってた
でも俺昨日ちっちゃな子に色々聞かれてさ
本当は俺バイオリンのこともハープのことも何にも知らないでやってきたことに気がついちまったんだ
そう思うと俺急に急に手が動かなくなっちまって恥ずかしくてよ
ちゃんと音楽の勉強してみてえな
レミどこ行ったありがとうよ
勘にやろう真面目に教えろ
音楽の先生
はいそうなんですこの辺に偉くて何でも知っているような音楽の先生はいないでしょうか
レミおいレミ
バカいいんだよさっきのは冗談だよ俺どうかしてたんだよ
わりわりもう大丈夫ちゃんと弾くからよさあ戻って興行やろうぜな
全員儲け全員儲けおいおいお願いします教えてください
おい
あきれた人だねあんたたちこの辺に来てエスピナス先生の名前を知らないなんて
エスピナス先生
そうエスピナス先生はこの辺りの音楽仲間ではとても有名で立派な方よ
あのその先生のお家はどこでしょうか
ランダンヌよ隣の町の
ランダンヌえっとそんな有名な先生ならきっと忙しいでしょうね
そう朝から晩まで仕事してるわね
あの僕たちに会ってくださるでしょうか
もちろん男ならお金さえ持っていけば誰にでも会ってくれるわよ
待てよ待てよこのクレール門ではまだ位置が続くんだ今慌てて立つことないよ
いいんだマチアバルスへ寄ったのも僕のツモサバノンへ行くのも僕のため
ルミ今度は君のために何かしたいんだよ
僕ありがとうルミ
マチアかけおし
音楽の先生にレッスンを受ける
それはレミにとってもマチアにとっても期待と興奮に胸の膨らむような出来事であった
男ならお金を持っていけば誰にでも会ってくれるか
なんか気になるんだよな
男ならってのはどういう意味だい
きっと男のせいとしか教えないってことなんじゃないかな
まあそれはいいとしてやっぱ相当お金がかかるんだろうな
大事なお金をこんなことで使っていいのかな
牛をプレゼントするために貯めてるお金を使い込んじまうことになるんだぜ
また稼げばいいじゃないか
そりゃまあそうだがよ
そうだじゃあこうしようや
まず値段を聞いてよう
安かったらいいけど高かったらやめる
それでどうだい
この野郎今ケチって言ったな
レミたちがダンダンヌの町へ着いたのは翌日の昼頃であった
先生ってどんな
さあまた昨日の続きやるか
大した大きな町じゃねえな
エスピラス先生
はいあのお屋敷はどちらでしょうか
お屋敷お屋敷か
何がおかしいんですか
いやいや先生のお屋敷はな
教会の角を曲がったパン屋の隣じゃよ
パン屋の隣
そうですかどうもどうもありがとうございました
エスピラス先生はその男ならお金を持って行きたいすれば
誰にでも会ってくださるって聞いたんですが
そうじゃよ女はあまりあそこへはいかん
ああそうですか
でそのお金ってあのいくらぐらい
おぬしら二人ならまあ五十数もあればよかろう
えっ五十数
たったのしか教会の角を曲がって
パン屋の隣と
んあったけど
パン屋の隣は床屋だぜ
あの鍛冶屋のおっさん嘘言ったんじゃねえのかな
あっすいません
エスピラス先生のお宅はどこでしょうか
鍛冶屋のおっさん
パン屋の隣じゃと言ったじゃろうが
はい
やっぱここだってよ
いらっしゃい
あのこちらにエスピラス先生は
いますよ
お目にかかりたいんですが
どうぞどうぞじゃあ入ってお待ちください
先生はただいまお仕事中ですから終わり次第取り付けますよ
はい
はいお待ちどう
いい男になったよ
三十五数いただきます
少々お待ちを先生の様子を見てくるからね
先生の仕事が終わったようだよ
ああそうですか
焦っちゃうな
要件はなんだね
あのそれは先生にお目にかかって直接
私がジョルジュエスピラスだ
ある時は街の名人と
そしてまたある時は音楽家
ジョルジュエスピラス氏である
そうか男でお金さえ持っていけば得るって
床屋さんのことだったんですね
さて君たちは何が習いたいんだ
ハープかバイオリンか
それともクライネットやフルートなどの感覚器かね
あのその前に質問してもいいかい
どうぞ
あのバイオリンの弦はなぜ4本あるんだい
昔のバイオリンつまりビオラダガンバには弦が14本ある
だがそれでは左手の指が他の弦に触れたり
指が余計な音を出したりするミスが多い
弦を張ったり音を合わせるのにも時間がかかる
それで研究の結果4本あれば
全ての音響をこなせることに気づいたわけさ
それじゃ左から2番目の弦で音合わせするのは
この弦は普通音階のラノートを出す
ラノートは人間の耳にとって一番合わせやすい音符なんだ
それじゃもう一つ
待ちたまえ
音楽は芸術だ
謎々ではない
つまらないリフトを知っても何にもならん
まず君たちの音楽を聞かせてくれたまえ
全てはそれからだ
はい
音楽は芸術だ
謎々ではない
その言葉はレミとマチアの心に深くしみ込む
そうだそうなんだ
何にも知らないからといって僕たちは恥じることはないんだと
二人はその言葉を言ってくれたエスピナスの偉大さに気づき
心を打たれ
そしてちょっぴり緊張しながら自分たちの音楽を演奏した
天才だ
君は音楽そのものだ
君のバイオリンの音の深さそして輝き
これは教えられてできるものではない
君の持って生まれた才能だ
どうだろう
私に君の才能をもっと磨かせてくれんかね
君は旅芸人をやめて私のところに残って
もっともっと勉強する気はないのかね
ちょっと待ってくれよ
なんでやぶからぼうに俺には何のことか分かんねえよ
君は天才だと言ってるんだ
君ならきっと世界一のバイオリニストになれる
俺が天才
さあ来たまえ君に素晴らしい作家達の作品を聞かせよ
これはベートーヴェン作曲のロマンスだ
これをバイオリンで演奏してみたいと思わんかね
さあこれはシューマンのトロイメライだ
マチヤが天才的な素質を持っていることは
これまでもレミが時々感じていたことであった
そして今レミは
目の前で世界の名曲に触れて感動しているマチヤを見た
それはマチヤの持つ
類稀な音楽に対する才能が自然とそうさせているのだろう
目は輝き
小刻みに体が震えて咲いた
そしてそれは
レミが初めて見るマチヤの芸術家としての姿であった
エスピナス先生の言っていることは正しい
レミは何の迷いもなく決意した
マチヤ君はここに残りたまえ
心から君の幸せと成功を祈りますレミ
さあジョリクール行くんだよ
マチヤの気づかないうちにできるだけ遠くへね
そうでもしないときっとマチヤはここに残って勉強しないからね
マチヤのため
だがやはりマチヤはマチヤであった
よおっさん誰か見えてきたかい
見えてきた犬と猿とそれからハープを持った子だ
泣き目と書いてるだろう
そこまではわからねえだよ
とにかくだ知らんぷりして追い越してくれや
男やなんぞに置いてきぼりにしやがって腹の虫が治まんね
こいつたら天才だ二枚目だって騒がれたってよ
世の中何が一番大切かちゃんとわかってたから
何が一番大切かねえ
決まってんじゃねえかあれよ
なんだ
あれよあれ
だからなんだ
ええま
