ロシア研究所事故で中国人が脱出…「原因不明の肺炎」再来におびえる人々と薬買い

今日、ここはロシアの税関ですが、
帰国する人ばかりです。
前の方で割り込みをする人がいると、ロシアの役
人がその人たちを引っ張って外に連れ出します。
この部屋は蒸し暑くて、息が詰まりそうです。
正体不明の生きた細菌が入った試験管が
実験室で誤って割れ、28歳の研究員が
救命措置の甲斐なく死亡しました。
その後、中国とロシア国境の緊張が
一気に高まり、周辺国や中国各地で
検疫が緊急に強化されました。
ロシアに滞在していた大勢の
中国人も急いで帰国しています。
原因不明の肺炎という言葉が再びニュースに
登場し、感染症への不安と薬を買い占めて
自衛しようとする動きが急速に広がっています。
これは単なる偶発的な事故なのでしょうか。
それとも、その背後にはさらに大きな
危機が潜んでいるのでしょうか。
事件の発端は、ロシアのシベリア地方にある
イルクーツク州でした。
10月2日未明、ロシアの
ペスト研究所に勤務する28歳の職員、
ダリア・シピロワさんが病院で死亡しました。
死因は、原因不明の重症肺炎とされていました。
ザ・モスクワ・タイムズの報道によると、
彼女は生前、検査用の検体を採取する際に、
生きた細菌が入った試験管を誤って
割ってしまったと話していたと言います。
9月29日に症状が現れて病院に搬送され、
人工呼吸器を使った治療を受けましたが、
命を救うことはできませんでした。
彼女が勤務していたのは、
ペストや重い感染症を専門に研究する
イルクーツクペスト対策研究所でした。
事件が広がるにつれ、中国のソーシャルメディ
アや一部の海外メディアでは、ロシアで2人目の
職員が感染し死亡したとする情報も流れました。
その後の展開に、世間の
不安は一気に高まりました。
10月7日、世界保健機関WHOは、
原因不明の肺炎を患った2人目の従業員に
関するメディア報道の詳細を求めました。
現地の独立系メディアなどによると、
シピロワさんが搬送されたシェレホフの
病院では、約200人が健康観察の対象となり、
市内の産婦人科病院1カ所でも
隔離措置が取られました。
さらに、ウズベキスタンやカザフスタンなどの周
辺国も、国境での検疫を相次いで強化しました。
中国でも、内モンゴル自治区、
河南省、広東省のほか、
香港やマカオなどの疾病予防管理部門が、
ペストに関する公衆衛生上のリスクについて、
相次いで注意を呼び掛けました。
ネット上に投稿された動画には、イルクーツ
クからモスクワに到着した乗客が撮影され、
体温検査を受ける様子が映っています。
ペストに感染している可能性のある
人を調べているとみられます。
しかし、10月10日にWHOが
発表した報告によると、現時点では、
この事件によって感染が持続的に広がったことを
示す証拠はないとされています。
しかし、死亡した女性研究員の正確な死因は
依然として明らかになっていません。
一方、ロシア側は、死亡した女性研究員との
接触者を対象に約5000件の検査と健康観察を
実施しましたが、危険な病原体や健康上の
異常は検出されなかったと発表しました。
一方、中国側も同様の反応を示しました。
10月13日、内モンゴル自治区フル
ンボイル市の衛生健康委員会の職員は、
電話取材に対し、現地でペストの流行は
発生していないと回答しました。
また、注意喚起は通常の啓発活動に過ぎず、
誤解を招かないよう、
関連情報はすでに削除したと説明しました。
しかし、当局による説明や情報の撤回は、疑念を
払拭するどころか、事件全体に一層謎めいた
不安な影を落とす結果となりました。
現状を見る限り、ロシアのペストをめぐって、
特に強い不安を抱いているのは
中国の人々のようです。
ソーシャルメディアでは、関連する話題が急速に
広がり、膨大な数の議論を引き起こしています。
GFUでは、あるユーザーの投稿に600件を
超えるいいねが寄せられました。
そのユーザーは、次のように書いています。
疑わしい点が多すぎる。
まず、対応の警戒レベルが高すぎることだ。
普通のペストなら、接触者に
シプロフロキサシンを配布すれば済むはずだ。
しかし、ロシア連邦保安庁の要員を動員し、
5カ所の病院を封鎖している。
これは最高レベルの防疫措置であり、
本当の病原体は通常のペスト菌よりも
危険なのかもしれない。
次に、病原体の公表を拒否していることだ。
普通のペストや、すでに知られている肺炎の
病原体であれば、公表すれば済む話であり、
恥ずかしいことでもない。
それなのに、ロシア側が病原体の名称を
カタクナに公表しないのは、説明がつかない。
まるで国際条約に違反するような
人工改変病原体であるかのようだ。また、
別のネットユーザーは次のように書いています。
今の状況なら、ペストであってくれた
方がまだマシだ。少なくとも人類には
対応してきた経験があるのだから、
原因不明の肺炎なんて出されたら、ロシアが裏で
一体何を研究しているのか誰にもわからない。
こうしたネットユーザーの言葉は、
現代の中国の人々が心の奥底に抱える
最も敏感な部分を的確についています。
原因不明の肺炎に対するほとんど
本能的ともいえる恐怖は、
何の根拠もなく生まれたものではありません。
2019年に発生した武漢肺炎、つまり新型コロ
ナウイルス感染症の大流行によって残された深い
集団的トラウマと密接に結びついているのです。
当時、武漢肺炎の流行初期には、
情報公開の遅れと不透明さによって
ウイルスが気づかれないまま中国全土、
さらには世界へと広がり、人類史上でも稀に見る
大規模な世界的公衆衛生危機へと発展しました。
数年にわたる封鎖措置や隔離、
感染拡大に伴う二次的な被害、
そして身近な人との行き分かれや死別の経験は、
多くの中国人の生活に深く刻み込まれました。
この経験を通じて、
人々はウイルスそのものよりも恐ろしいのは、
感染初期の情報隠蔽や不透明な
対応なのだと痛感したのです。
だからこそ今回、ペスト研究所、研究員が
原因不明の肺炎で死亡、約200人が隔離、
中国各地の疾病予防管理部門が警告を発した後、
撤回した、といった、かつて
聞いたことのあるような言葉が再び並ぶと、
人々の間で、当時の武漢肺炎の流行初期に
対する辛い記憶が一気によみがえりました。
多くの人の目には、歴史が驚くほど似た
筋書きを辿っているように映ります。
当局のすべて正常という説明と、
民間で伝えられる緊迫した状況との間には、
大きな隔たりがあります。
この情報格差が、人々の心の奥底に
潜んでいる不安を呼び起こしているのです。
時間をさらに5週間遡ると、
今年8月24日から27日にかけて、
中国共産党とロシアは国交正常化以来、
2026年、中ロ国境を越えた感染症流行に
関する合同緊急対応訓練を実施していました。
この訓練には、国外からの
ペスト流入と国境を越えた合同対応の
シミュレーションが含まれていました。
ロシア側からは、今回問題となっているペスト
研究所の所長も参加し、挨拶を述べました。
このように、時期や人物が
重なっていることから、単なる偶然とは言い
切れない不自然さを感じざるを得ません。
中国のP4実験室の職員だと自称するあるネット
ユーザーは、こうした内部情報を暴露しました。
彼によると、上海と重慶の両方で
ペストによる死亡例が発生したといいます。
暴露された情報では、
2人の患者はロシアから入国した際、
すでに検査で異常が確認されていました。
その後、隔離治療によって症状が安定したため、
帰宅を許可されましたが、
数日後に突然発症し死亡したとされています。
また、病原体の性質や薬剤耐性が変化すれば、
診断、治療が難しくなり、新型コロナを上回る
リスクをもたらす恐れもあると懸念しました。
また、中国の内モンゴル医科大学附属医院、
二連分院の内部関係者だと自称する別の
ネットユーザーも、次のように投稿しました。
病院は最近、70人以上の
ペスト患者を受け入れました。
病状が進行した段階だったため、
40人以上が死亡しました。
遺体は家族に知らせることなく火葬されました。
さらに、10人以上の医師が感染し、
3人の医師が亡くなりました。
投稿したユーザーによると、
呼和浩特市、赤峰市、
ツウリョウシ、ホウトウシなどでは、
すでに数千人の感染者が出ているといいます。
また、薬局では、ペストの治療に使われる
ストレプトマイシン、ゲンタマイシン、
シプロフロキサシンなどの薬が買い占められ、
在庫切れになっているとのことです。
さらに、情報が全面的に封鎖され、
一般の人々が何も知らされないまま
深刻なリスクにさらされている一方、
病院の幹部たちは自らの身を守るため、
密かに抗生物質を備蓄しているとのことです。
これらの情報は、独立した
公的機関による確認が取れていません。
しかし、人々の間に長年積み重なってきた疑念を
背景に、こうした噂は急速に広がっています。
一方、恐怖は急速に実際の
行動へと変わっています。
感染症の行方を自分たちで把握できない以上、
一般の人々にできることは、
最も本能的な自衛策、つまり薬を買い
占めることだと考えているのです。
中国のSNSでは、人々が抗生物質を
備蓄している様子が伝えられています。
ドキシサイクリンの価格はわずか3日間で
70円から330円以上に跳ね上がり、
販売量も5日間で40万箱に増えたといいます。
当局が情報統制や否定的な情報の隠蔽を
優先すると、かえって逆効果となり、人々の
疑念や恐怖をさらに深めることになります。
突然の公衆衛生危機に直面した時、
人々が本当に必要としているのは、
単にパニックにならないでくださいという
呼びかけではありません。
徹底した情報公開と透明性、
そして厳しい検証にも耐えられる真実なのです。
今回のロシアのペスト研究所での事件と、
それに続く薬の買い占め騒動について、
あなたはどう考えますか?
これは過剰な恐怖なのでしょうか?
それとも潜在的な危険が表面化し
始めているのでしょうか。ぜひ
コメント欄にあなたの意見をお寄せください。