パイロットが操縦を嫌がる重大な欠陥 ダグラスMD-11の特徴・問題点を解説【ゆっくり解説】【航空工学】

航空工学館【航空技術ゆっくり解説】
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#飛行機 #航空 #ゆっくり解説
◆チャンネルについて
このチャンネルでは航空機技術に関する仕組み、構造などをゆっくり解説していきます。
◆動画について
今回は最後の三発機、マクドネル・ダグラスDC-10の特徴や歴史、問題点などをゆっくり解説していきます。
ねえ魔理沙この前マクドネルダグラスの
DC店の話をしてくれたじゃないあそれが
どうしたんだあれ以来私ダグラスの航空機
に興味がわいてきたのよダグラスの他の
航空機についても教えてほしいわあいいぜ
この前話したDC10は
搭乗初期の欠陥が問題だったと話したが実
はその後継機にあたる期待も
期待に問題を抱えていたのを知っているか
えっ普通は問題があった次の機体は対策し
たり気をつけて問題を起こさないように
するもんじゃないの
びっくりだよなしかもその期待は最後の3
発ジェット旅客機としても知られているん
だどんな問題を抱えていたのかも気になる
けど最後の3発気になってしまった背景
なんかも気になるわねよしそれじゃあ今回
は何が問題だった最後の散髪機マクドネル
ダグラスMD11について解説していくぜ
お願いするわこのチャンネルでは航空機
技術に関する仕組み構造などを解説して
いくから良かったらチャンネル登録で応援
してもらえると嬉しいんだぜ
よしそれじゃあ早速マクドネルダグラス
MD11について解説だねえ魔理沙なんだ
気になったんだけどこの機体はDC10の
後継機なのよねそれまでもDCの名前が
ついていたシリーズが続いていたと思うん
だけどなんでMDになったのあー以前の
動画でマクドネルダグラスはマクドネル
エアクラフト社とダグラスエアクラフト社
が合併してできた会社だと言ったのを覚え
ているかあ確かそうだったわねDC10
まではそれまでのダグラス社のベスト
セラー旅客機DCシリーズとして制作され
たがMD11の開発が始まったのは合併後
だったからこの機体からマクドネル
ダグラスの頭文字を取ったMDをつける
ことになったんだそういう経緯があったの
ね話を戻すとマクドネルダグラスMD11
はマクドネルダグラスが開発製造した大型
ジェット旅客機で以前紹介したDC10を
近代化した改良機だそのため設計の多くを
DC点と共有していてエンジンもDC点と
同じく3機搭載したトライジェットなんだ
じゃあMD11は基本的にはDC10と
同じような特性があるってこと基本設計に
関してはそうだなDC点についての詳細は
前の動画を見てもらうとして今回はDC
10からMD11の変更点や開発経緯
そして問題点を詳しく解説していこうと
思うぜまずはなぜMD11が開発される
ことになったかについてだ確かDC10は
当初競合していたロッキードのL1011
トライスターよりは発注数を伸ばしていた
のよねやっぱり新型を出そうとしたのは
DC10で起こった事故や不具合が影響し
ているのそれも少なからずあるだろうが
一番の理由はボーイング747に対抗する
ためだと言われているな世界初のワイド
ボディ機として登場したボーイング747
はそれまでになかった長距離の大量輸送を
可能にしたことで大成功を収め世界の
航空会社で活躍していたんだ747に対抗
する機体はなかったの747の画像を
崩そうとした機体はあったがその壁は
高かったな大型機の747では
規模に対して座席数が多すぎ空席が目立つ
という問題があったDC10もそうだが
各社747では機材が大きすぎる長距離
路線でのシェアを確保しようと747より
座席数の少ない期待を投入したが747の
発注数にはかなわなかったそもそも747
は全体の4分の1程度座席が生まれば採算
が取れるとされていたから多少空席率が
高くても大量輸送に対応できる747を
保有するメリットの方が大きかったん
だろうな大は小を兼ねるということねああ
他にも当時は超音速旅客機の開発が進んで
いてそれらの実用化が進めば747は約5
面になるだろうと見られていたが超音速
旅客機は様々な問題から商業飛行に向かず
747が重宝される時代が続いたんだ
ライバル不在だったのねああマクドネル
ダグラスではそんな747の牙城を崩す
べく様々な策を模索していた70年代中盤
には
従来のDC10の胴体を25フィートから
40フィート延長したスーパーという仕様
を考案し
各航空会社に提案していたが関心を示す
航空会社はなかったんだ747じゃなくて
あえてDC10にする理由があまりない
ものねああさらにダグラスは70年代後半
にも同じようにDC10を導体延長した
派生型を提案今度は燃費も747よりも
優れていることなどをアピールして
売り込んだが発注には至らなかったんだ
うんボーイングの壁は高いわねそうこうし
ているうちに市場では旅客機のハイテク化
が進んでいた
1981年には
計器類をモニターに集約したグラス
コクピットを採用し
航空機関士の乗務を不要にしたボーイング
767が初飛行を実現
エアバスも同じく航空機関士の乗務不要な
A310を開発したんださらにボーイング
は大型機の747でもこのグラス
コクピットを採用した747400の開発
を決定時代が進み
旧来の期待では対抗できなくなってきてい
たそこでダグラスもこの流れに乗り遅れ
ないためMD100というDC点にグラス
コクピットなどを採用した改良版を発表し
たんだがまたしても興味を示す航空会社が
なく不発に終わったんだやっぱり事故や不
具合のせいでDC10のイメージが悪く
なっていたのかしらそれもあるかもしれ
ないなそこでダグラスは計画を改め
改良型をDC10の後継機MD11として
開発することを決める基本設計はDC10
のものを流用したものの
胴体を18.6フィート5.67m
延長した設計を標準仕様に設定し
旅客定員や積載量を増加
グラスコクピットの導入やウイングレット
の装着による燃費改善などDC10に比べ
大幅な改良を施し再設計がされたんだまた
水平尾翼はdc10-7割程度の大きさに
小型化されたぜさらにMD11はDC10
に引き続きジェットエンジンを3発搭載
するトライジェットとなったがこの
メリットを前面に打ち出し差別化を図った
大型4発機や双発機と同等の航続距離や
積載量を持ちながら4発機よりエンジンが
少ない分
燃費やコストに優れ当時航路制限が多かっ
た双発機に比べ
柔軟な航路設計が可能なことをアピールし
たんだ確かにそれは4発基と双発機のいい
とこ取りができて航空会社にとっては魅力
かもしれないわこのマーケティングも功を
奏してかMD11は事前の発注数を伸ばす
ことに成功正式ローンチが決定したんだぜ
わぁ苦労が報われたわね
めでたし
めでたし
喜ぶのはまだ早いぜまた問題が起こったの
ああMD11では開発がとても難航したん
だでもDC10から多くの設計を引き継い
でいたならすんなり進みそうなものだけど
何が原因だったのダグラス社内で大幅な
組織改変があったんだこれにより開発作業
が滞り初飛行は当初の予定から約9か月
遅れたんだぜ先が思いやられるわねこうし
て1990年1月なんとかMD11は初
飛行したまあでも開発が遅れたけど技術的
な問題じゃなかったなら良かったじゃない
それが
技術的な問題もあったんだえそうなのそれ
じゃあここからはMDイレブンの問題点に
ついて解説しながら
期待がどのような運命を辿ったのか見て
いこう
MD11で浮き彫りになった問題だがその
兆候は開発段階から出ていたどういうこと
さっき開発難航の原因は組織改変のみが
理由じゃなく
技術的な問題もあるといったが初飛行を
終えると厄介な問題が浮き彫りになって
いったテストを進めていくにつれて
期待の性能が東証立っていた性能に達し
ないことが明らかになっていったんだええ
でも航空会社はダグラスの言っていた性能
を聞いて発注しているのよねああだから
まずかったんだ
具体的には
期待の重量は当初想定していたよりも
4000ポンド
約1800キロも重くそれが影響して燃費
性能も想定より悪かった当初の予定では
7000マイル
約1万3000キロの距離を飛行する場合
61000ポンド
約
2万7700kmの積載が可能なはずだっ
たがテストの結果実は48500ポンド
約2万2000キロしか許容できないこと
が分かったんだこれは乗客にすると
約60ずいぶん少ないことになる確か
ダグラスは4発機並みの積載量と航続距離
を売りにして受注を増やしていったのよね
そうだぜ当然発注した航空会社からしたら
たまったもんじゃないよなしかもこの数値
は
ゼネラルエレクトリック製のCF6
エンジンを搭載した時の場合だもう一つの
仕様として考えられていたプラット&
ホイットニー製のPW4000形エンジン
の場合は最大航続距離が7000マイルに
満たず6270マイル
11610キロしか飛ぶことができなかっ
たんだそれはひどいわねじゃあ開発は延期
になったのいやダグラスはエンジン
メーカーに性能改善を要求したり
軽量化やドラッグの削減案をまとめたが
すでに開発が遅れていたこともあって性能
は改善されないまま各社に納入されること
になったぜなんでよ詐欺に近いじゃないあ
実際にシンガポール航空など一部の
航空会社はこの対応に納得がいかず発注を
キャンセルしたし他の航空会社もダグラス
側に対して賠償を求めるなどグダグダだっ
たんだぜMD11は1990年11月以降
順次引き渡しが始まっていったがこのよう
な性能見立つ問題があったことから
イメージが悪化販売台数は伸び悩んだんだ
せめてしっかり性能を達成させてから
リリースすれば良かったのにねそもそも
ダグラス側が歌っていたメリット自体も
微妙だったどういうこと4発木と遜色ない
航続距離は確かに魅力だったがMD11は
競合として意識していた747より少ない
座席数でしか運用できないこれでは座席
あたりのコストとしては割高ださらに同
時期に開発が進んでいたエアバスA340
はMD11と同等の座席数を持ちながら
MD11より航続距離が長かったわざわざ
MD11を選ぶメリットがあまりなかった
んだそれでも
双発機よりは利点があったんじゃないそれ
が運悪くこの頃双発機の洋上飛行機生が
緩和されたMD11のメリットはますます
薄れていったんだぜあららそれに性能未達
じゃどうしようもないわね
結局これらが響いてMD11は販売不振に
陥ったMD11でダグラスはボーイングの
シェアを空目だったのに不発に終わった
ことで逆にエアバスにシェアを食われる形
に追い込まれたんだぜ
厳しいわねでも性能満たすとはいえ
技術進歩が凄かった時代に開発された機体
だしさすがに飛行性能はしっかりしていた
んじゃないの実はそれが2つ目の問題点な
んだええ飛行性能にも問題があったって
ことあー前半でMD11はDC10に比べ
水平尾翼を小型化したといったがこれに
よって操縦性が損なわれてしまった
操縦が難しくなったってことあこのやり方
は戦闘機などでは有効な手法だが
旅客機には適していなかった
揚力が発生する力の中心点を風圧中心と
呼ぶが通常航空機ではこの風圧中心より前
に重心を置くこれにより機体は前のめりな
姿勢となるが風圧中心から発生する揚力が
上向きの力を発生させることでせめぎ合う
さらに水平尾翼で機体後方を抑下向きの力
を発生させ
期待姿勢のバランスを取っているんだ
しかし水平尾翼は機体の姿勢を安定させて
くれるが大きければ空気抵抗になるそこで
燃費性能で優位性を持たせたかったMD
11では水平尾翼を小さくして空気抵抗を
削減したんだただこれだと後方の
押さえつける力が弱まってしまい姿勢が不
安定になってしまうからMD11では重心
を後ろに下げることでこのバランスを
取ろうと考えたそこで主翼だけではなく
水平尾翼内にも燃料タンクを設けて
燃料を後方移動させて重心を風圧中心より
に移動させるシステムを導入したんだ
さらにそれだけでは機体の姿勢変化に対応
しきれないからフライバイワイヤを用いた
lsasと呼ばれる電子制御システムで
機体のピッチ角を一定に保つようにしたで
もそれでバランスを取れるようになったん
でしょただそこで問題が生じたMD11で
は水平尾翼を小さくしたせいで前後の姿勢
が不安定になりやすかったそれを制御する
のがこれらのシステムだったんだが
センサーの反応にタイムラグがあったんだ
ええ
肝心の制御システムがダメダメだったって
ことあーレスポンスがあまりに悪いもんだ
から
姿勢変化に反応したパイロットの操縦に
対しても補正を入れてしまうなどひどかっ
たみたいだぜ結果パイロットも自分の操作
した通りに動かないからオーバー
コントロール気味になってさらに大きな
修正操作を行ってしまう
元々不安定な特性を持っている機体に対し
ては非常に危険な状況だ
怖いわねそれで事故とかにはつながら
なかったの残念ながら起きてしまったぜ
1997年6月8日
香港から名古屋に向かっていた日本航空
706便が乱気流に巻き込まれたことを
きっかけに突如乱高下し多くの乗員乗客が
重傷を負ったこの中の乗員の一人は残念
ながらその後亡くなってしまったんだええ
日本の便でそんなことがあったのねこの
事故の原因は当初パイロットが乱気流に
適切な操作を取らなかったことが原因とみ
られていたんだが後にMD11の不安定な
操縦システムが乱高の原因であることが
判明したそれより前の1993年4月にも
中国東方航空583便で乱高下事故があり
2名がなくなっているこれも乗務員が
フラップのレバーに誤って触れたことが
発端だったが
姿勢をすぐに回復できなかったのはMD
11のシステムに問題があると考えられて
いるぜ一度姿勢を乱すとセンサーの反応が
遅いしパイロットの操作に補正を入れて
しまうしで操作が難しくなるのねそう
だろうなその後もこのシステムが原因と
思われる操縦ミスによる墜落事故や
乱高下事故が多数発生しているMD11の
操縦経験のあるパイロットの中にはこの
機体の操縦を玉乗りだと表現するくらい他
の機体と比べ操縦が難しく神経質な操作性
なんだそうだそれで事故の原因が操縦ミス
だと言われたらたまったもんじゃないわね
そうだな
結局この2つの問題点を抱えていたMD
イレブンの販売は伸び悩み90年代中盤に
なるとマクドネルダグラスの業績も悪化し
た最終的にダグラスはボーイングに吸収
合併されることになるんだが1997年
10月ボーイングがMD11の受注を終了
することを発表したことで生産中止となっ
たんだ最終的に製造された機体は200機
と多くなくとてもじゃないが成功とは言え
ない結果に終わったぜうーん
期待の問題点を考えると仕方がない結果ね
生産終了後流通している機体の状況は
どんな感じなの
旅客機としては
座席数や航続距離の関係で中途半端な性能
だったが
貨物機としては積載量が多く重宝されただ
から旅客機として使われた機体が退役して
貨物機に流用されて長く活躍している機体
が多いな現在では旅客機としては前期が
退役しているが
貨物機としてはフェデックスやUPSと
いった会社がまだMD11を運用している
ぜすごいまだ現役の期待があるのねDC
10と並び貨物機として活動を見いだして
いる形だが
旅客機としては2つの問題があまりに痛
すぎたんだぜなお
双発機の洋上飛行に関する規制緩和が進ん
だことから
散髪機のメリットは薄れMD11は今の
ところ最後の3発ジェット旅客機となって
いる今となっては貴重な存在だから
貨物機とはいえ現役のうちにぜひ目に
焼き付けておきたいところだな
今回はマクドネルダグラスMD11につい
て解説したぜ
旅客機としては何より操縦が難しいのは
怖いわね乗客として乗っていたら
乱気流の機内アナウンスで身構えてしまい
そうだわそうだなパイロットたちの間でも
操縦の難しさはかなり言われていたみたい
だからなでもDC10といい貨物機として
長く活躍しているって事はちゃんとそれ
だけいい部分もあ
るってことなのよねああDC10といい
欠点のイメージが悪すぎたり目立ちすぎた
のはもったいないところだよなみんなは
どうだったかなみんなが知っているMD
11のエピソードもコメントで教えて
欲しいんだぜこの動画を面白いと思って
くれたらチャンネル登録や高評価をして
くれると嬉しいわそれではご視聴
ありがとうございました
