【新視点ニュース】寂しい演出の習近平上海視察、CCTV、意図的に習を「黒社会のボス」風に描写。スピーチで習近平は、あってはならない2つの「言い間違い」。「中国の夢を若者に託す」などの表現をCCTVは削除。

時事フォーカス
559 フォロワー
233 回視聴·2025/05/10
習近平が台本なしで話す中で、若い事業及び民族復興という言葉を言い間違えた場面がありました。
また、今回の上海視察では、以前に比べて明らかに演出が控えめとなり、中共中央テレビ、CCTVは、習近平の中国の夢を若者に託すという発言を報道から削除しました。
4月29日、習近平は上海を視察し、主に2箇所を訪問しました。
一つはAI、人工知能の大規模モデルの育成加速拠点である模索空間、もう一つはブリックス諸国が共同で設立した新開発銀行の本部です。
今回の視察の主な目的は、習近平が中国共産党、中共の最高指導者として、アメリカへの対抗姿勢を示し、中共主導の新たな国際秩序を宣言することでした。
中共が得意と自負するAI分野を先頭に掲げ、技術確立を推進し、上海をシリコンバレーのようにすることで、ブリックスの新開発銀行を軸にグローバルサウス諸国を引き寄せ、ドル体制に対抗しようとしています。
中共の党メディアは、あたかもアメリカに対抗して中国が大きな勢いに乗っているかのように、派手な演出で巨像を作り上げました。
しかし、そんな中で主役である習近平から、少なくとも3つの異常な点が見て取れました。それは、哀れさを感じさせるものでした。これから、その3点について詳しく紹介します。
第一の異常点。まるで退任挨拶のような習近平の発言。習近平が上海で行った講話は、まるで退任の挨拶のようでした。
4月29日、習近平はまず、上海の生成系AI、大規模モデルのイノベーション拠点である模索空間を訪れました。
ここは、AI業界の最先端技術を象徴する場所であり、ビルの上下がそのままサプライチェーンだ、と謳われる施設です。
中共の当メディアの報道によると、この施設は2023年の設立以来、すでに100社以上の企業が入居しており、その中には上海人工知能実験室や上海科学知能研究院など、いわゆる戦略的な科学技術機関も含まれています。
習近平はここで、人工知能に関する講座に参加していた若者たちに対し、短いスピーチを行いました。
この短いスピーチの中で、習近平はメモを持っていなかったため、明らかな言い間違いが二か所ありました。
一つ目は、人工知能のような高度な技術は、若者たちの事業である、というべきところを、若い事業、と誤って発言しました。
これに対し、当メディアの編集者は、あえてその間違いを訂正せず、報道文章の中で、人工知能は若い事業であり、また、若者の事業でもある、と書き、誤りを誤魔化しました。
もう一つは、民族復興の偉業という表現についてです。
これは、習近平が政権についてから十年以上繰り返し語ってきた決まり文句であり、メディアも繰り返し報じてきたものです。
しかし今回のアドリブの発言では、明らかに最後の、偉業、という二文字を言い忘れそうになり、中共の指導者としての実際の力量が浮き彫りになりました。
またこの場面で、彼は二つの注目すべき発言をしました。
それは、偉大な夢の実現の希望は若者に託すという発言と、歴史のバトンをしっかりと渡すという発言です。
ここで言う偉大な夢とは、明らかに中国の夢のことです。
これは、習近平政権の統治理念の中心です。
習近平は、中国の夢の実現を他人に託すようなことはこれまで一度も言っておらず、むしろ自分自身がやるべきことと強調してきました。
2017年10月の第19回党大会で、中国の夢は、二つの百年目標として正式に設定されました。
すなわち、2021年の建党100周年、2049年の建国100周年を目標に、国家の繁栄や民族の復興、人民の幸福を目指すとしましたが、これらは抽象的で空虚なスローガンに過ぎません。
そして、習近平がかつて掲げていたスローガンの趣旨は、自身の在任中に環境問題を解決するというものでした。
また、いわゆる貧困脱却の決戦においても、習近平は、絶対的貧困を徹底的に根絶し、貧困の世代関係省を許さないと強調し、
さらに、2021年に全国貧困脱却決戦総括表彰大会を慌ただしく開催し、絶対的貧困の解消を緊急に宣言しました。
しかし現実には、中国の国民の生活は依然として深刻な問題を数多く抱えており、社会の至る所に病相が残されています。
特に台湾に対する姿勢は注目されます。習近平は若い頃から、台湾を中共の支配下に置くことを自らの使命と考えていたとされ、そのため中共内部では優秀な後継者とみなされたこともあります。
中国の夢を打ち出した後、台湾の障悪は習近平にとって、中国の夢の中でも最も重要な革新課題となりました。習近平は、若者に期待するとは、これまで一度も語っておらず、むしろ台湾統一の問題を次の世代の中共指導者に残すことはできない、と明言しています。
したがって、偉大な夢の実現を若者に託すという言葉は、習近平の本心では全くないと言えるでしょう。習近平が上海で語ったこの発言は、彼の権力が大きく縮小している状況と相まって、非常に意味深長なものとなっています。
フェイスブック上で、ある記事をシェアしました。その記事は、習近平を暴力団のボスと名指しで批判するものでした。本来であれば、経験豊富な中共の当メディアの編集者たちは、このような表現につながるいかなる暗示も、徹底的に避けるのが常識のはずです。
にもかかわらず、中共中央テレビ、CCTVは、習近平が黒縁のAI用眼鏡を試着するシーンを放映し、ネット上では、まるで暴力団のボスだ、と揶揄されました。
また、習近平が上海の模索空間で講話を行った際、あらゆる映像を精密に編集することで知られる国営メディア、CCTVが、驚くべき場面をそのまま放送しました。
その場面とは、習近平と共に映っていた現場のホワイトボードに、あらかじめ書かれていた次世代知能の自主進化という文言のうち、習近平の体が一部を隠してしまったため、画面に映ったのは次世代自主進化の7文字だけだったというものです。
この映像は、あたかも次の世代に自動的に権限を委ねるという含意を読み取らせるかのようでした。このような意図を感じさせる演出は、2024年に習近平が安岐省の六尺甲を訪れた際にも見られました。
その時、東メディアは、現地の有意所ある古字の中に書かれている、万里の頂上、今なおあり、当年の始皇帝は見えず、という祝を用いて報道し、始動者の儚さや終焉を暗示したのとまさに同じ手法です。
第三の異常点、訪問先の格下げ。2023年11月に習近平が上海を訪問した際は、非常に盛大な演出がありました。習近平は、上海気価取引所や上海の科学技術革新成果展示会などを相次いで視察し、さらに超高経済ベルトに属する11の小級行政区の始動者たちが招集されるなど、映画を極めていました。
ところが今回は、一部の省や自治区、直轄市で座談会が開かれただけで、関西メディアが報道したのは、上海市、浙江省、湖北省、関東省、四川省、関宿省、内モンゴル自治区の幹部たちの発言だけでした。
さらに、習近平が今回上海で訪問したのは、実質的に意味のない科学館や、象徴的な存在に過ぎない新開発銀行であり、訪問中に面会したのは、世間では無名の外国人たちです。これは、とても国家指導者の視察とは思えず、引退旅行のようだと言われています。
さて、今日はここまでです。私たちの番組を気に入っていただけましたら、登録、いいね、シェアなどのご協力をお願いいたします。ご視聴いただき、ありがとうございました。またお会いしましょう。
