【ゆっくり解説】東京23区に眠る限界集落 なぜこうなったのか...

にっぽんぽん【ゆっくり日本史解説】
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歴史は何のために学ぶのか。この疑問を持ったことがある方は少なくないでしょう。仕事では直接使うことはほとんどないですよね。
過去を学ぶことで未来に活かせると私は考えています。教養という意味でも社会で必要な知識でしょう。
先人たちはどのような暮らしでなぜそのような文化が形成されたのか。面白いことばかりです。
こういった考えから、このチャンネルでは社会人の方が、ゆっくり楽しく歴史上の偉人のことを学べ、更に、そこから日常でも役立てられるような動画を作っています。
このチャンネルを通して学び、役立てられる人が1人でも多くなるようにチャンネル運営を頑張っていきます。応援してもらえると嬉しいです。
ほぼ毎日17時に動画を配信中 にっぽんぽん 運営 山本陽太
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#ゆっくり #ゆっくり日本史 #ゆっくり解説
ゆっくり霊夢と
ゆっくり魔理沙だぜ
ねえ魔理沙、限界集落って何?
ああ、限界集落ってのは
人口の半数以上が65歳以上になっている地域のことだな
えー、そりゃ確かに限界って感じちゃうかも
でも地方の田舎とかよね?
そういう地域って
何言ってるんだ霊夢
今や限界集落は東京にもあるんだぜ
え?東京にも限界集落が?
それじゃあ今回は東京23区に眠る限界集落について解説するぜ
それじゃあゆっくりしていってね
東京で最も高齢化が進んでいる街として知られているのは
大田区東工事屋6丁目だ
最も限界集落になってしまっている街として有名だそうだぜ
具体的に、人口とかはどうなってるの?
令和5年1月1日時点では
人口1135人に対し
64.3%が65歳以上だったらしい
確かに半分以上が高齢者だわ
そもそも、大田区東工事屋6丁目ってどういうエリアなの?
私よく知らないんだけど
大田区東工事屋6丁目が位置するのは大田区東部の臨海エリアだぜ
海老鳥川を挟んで対岸岸には
日本の玄関口羽田空港が鎮座しているぜ
羽田空港がそんなに近いの?
そんな状況なら
別に限界って言うほど限界集落じゃなさそうにも思えるけどね
霊夢、日常的に飛行機で移動することがそんなに多いのか?
え?
いや、そう言われるとそうでもないけど
そうなんだよ
日常で必要なのは駅やバスといった公共交通機関なんだ
大田区東工事屋6丁目はどの鉄道駅からも遠く
最寄駅と言えるのは京浜急行空港線アナモリー成駅だ
6丁目のアパートから最寄駅まで行くのに
徒歩で20分弱必要になるぜ
も、最寄りのはずなのに徒歩で20分って
ちょっと遠すぎる気がするわね
ちなみにJR蒲田駅からもバスが出ているんだが
1時間に数本程度だ
さらに都営住宅の敷地内にある最寄りのバス停まで
約25分かかるそうだぜ
全体的に、交通の便はものすごく悪いってことは伝わってきたわ
さらにアパート周辺には工場や水道局のポンプ所といった施設があるだけで
近くにコンビニやスーパーなど買い物できる場所は見当たらないそうだ
えぇ?
スーパーもないんじゃ
みんなどうやって買い物してるのよ?
そりゃあ、電車を使って少し遠くまで行くとか
他の方法を使って何かしらしてるんだろうな
都営住宅を除けばほとんどが事業所となっている状況では
若者が住みたいと思うことも少なく
必然的に高齢化が進んでいってしまうんだ
なるほどねー
ていうか、その住んでいる人たちはいつからいるのかしら
都営住宅が設置された当初に、一斉に入ってきたみたいだぜ
その人たちがそのまま長く居住していて
結果的に高齢化が進んだみたいだな
うーん、昔住んだ人が出ていかず、新しい人は入ってこず、かぁ
一応今あるアパートも順次解体され
新しいアパートに生まれ変わるようだが
果たしてその結果、どこまで人口が増えるか、といったところだな
アパートよりも、周辺の建物を何とかした方がいい気もするわね
西多摩郡奥多摩町日原
続いての限界集落は、東京都西多摩郡奥多摩町日原地区だぜ
日原地区?あんまり聞いたことない場所だわ
日原地区は、東京の水源地でもあり豊かな森林と山々に囲まれていて
綺麗な水が流れる川や沢が点在する、東京の秘境とまで言われる地域だぜ
ん?秘境?その言葉からして、なんだか集落感あるわね
東京都心からだと、電車を利用しても1時間半くらいはかかるみたいだな
い、1時間半?ちょっと気軽に行くには遠すぎる距離だわ
奥多摩町の中心にある奥多摩駅から約10キロのところに日原地区があり
日原商流道や奥多摩登山、渓流釣りの拠点で、シーズンには観光客がやってくるそうだ
なるほど。ほとんど観光地みたいになってるってことね
ただ、この日原地区の恐ろしいところは、孤立してしまっているという点だ
どういうこと?
2019年に、台風19号の影響で日原地区が甚大な被害を受けたんだ
断水、停電、携帯電話普通といったひどい状況だったようだぜ
えー、台風は大変ね
さらに町と日原地区を結ぶ唯一の生活道路である一般都道204号が土砂によって崩落してしまった
その結果車が通行できず、日原地区は完全に孤立した状態になったんだ
そ、そんな恐ろしいことがあったの?
道路の通行止めによって、生活物資の運搬が困難となり、ヘリコプターの導入などでようやく復旧していったそうだ
そんな大変な状況になってたのね
限界集落ってなると、災害が起きた時の対処も大変になるってことがわかったわ
まあ日原地区に関しては高齢化云々よりも、土地の場所がかなり閉鎖的である、という部分が指摘されているわけだが
それでもやはり交通の便が悪いのは、若者はケギライしてしまうからな
いろいろ問題は起きてくるぜ
東京都帰宅霧ヶ丘団地
続いて紹介するのは、東京都帰宅に位置する霧ヶ丘団地だ
団地って呼ばれると、そこもまた古そうな印象があるわね
霧ヶ丘団地はJR赤羽根駅から西へ700m
緩やかな坂を登った先に位置する団地だ
都営住宅の低層アパートが立ち並んでいて、かつてはマンモス団地とも呼ばれていたようだぜ
マンモス団地?
高度経済成長期に入った昭和30年代に、首都で急増する人口の受け皿となったらしい
当時は最大で、5000世帯の住民が暮らしていたとされているぜ
5000世帯?
一箇所の団地に?
そりゃ確かにマンモスって呼ばれるわよ
人が多い分騒がしく、さらに欲しいものは団地の中で何でも揃えることができたという
しかし、そんな時代もすでに過去のもの
半世紀以上経った現在においては、全体の2割程度が空き家となっていて
残る住民も6割が65歳以上の高齢者となったらしい
なるほど、高度経済成長期時代の人たちがそのまま残ってる感じなのね
団地の中央には、昭和の香りが残る万穀木がたなびいていたり
オーグの店がシャッターを下ろしていたりと、換算としてしまっているみたいだぜ
そんな、いわゆるシャッター街じゃない
店舗も減少してしまい、今となっては団地では何でも買えることはなく
買い物難民が急増してしまっているみたいだ
買い物難民?
高齢者となると足腰が弱ってしまい、遠くまで移動することが困難になる
団地の中で買い物をしてきた人たちにとって、団地の外にあるスーパーへの移動は大きな負担なんだ
なるほど、そういう問題も発生してくるわけね
団地外への移動だけでなく、団地内の移動でも、住民たちは不満を感じているようだぜ
どういうこと?
団地内の一部の塔には、エレベーターがないんだ
だから階段を使う必要が出てくる
えー?エレベーターないの?
お年寄りに階段はきついわよ
一王都としては、桐ヶ丘団地のこの状況はあまり良くないと考えているようで
アパートの解体工事を進め、住宅や公園、にぎわい拠点などを整備し
新たな生活拠点を築いていく計画を進めているという
あー、そうやって都が変えようとしてくれてるなら、まだ救いがありそうな気もするわね
とはいえ、それもかなりゆっくりペースで進んでいるみたいだから
若者が住みたいと思えるようになるまで、何年かかるかな、といったところだぜ
世田谷区大倉山頂目
続いて紹介するのは、世田谷区大倉山頂目だぜ
え、世田谷区まで限界集落扱いされてるの?
あー、この土地の65歳以上の割合は55%を超えている
住民のほとんどが倉庫数1264個の団地大倉住宅で暮らしているそうだ
大倉住宅は1959年、60年、63年に渡って建てられた、30棟の大規模団地だぜ
かなり長い期間かけて作ったのね
歩いて15分ほど行くと、小田急線蘇我谷大倉駅の商店街がある
出来上がった当初はまるで江戸時代の長屋のように
団地の中同士でコミュニティが生まれ、街が活気づいていたらしいぜ
まあ、どこもそうよねー
現在住んでいる人たちは、主に最初に入居した人たちだ
当然その人たちにも子供がいたんだが、どうやら大人になって結婚やら就職やらする際に
団地から出て行ってしまい、戻ってこなくなった結果
誰も新しく住む人がおらず、結果的に高齢化が進んでしまったらしい
うーん、生まれの土地だし、帰ってきてもいいとは思うんだけどねー
このままではまずいということで、とも当然対策を講じた
対策って、やっぱり建て替えとか?
その通りだ
大倉団地も例に漏れず、建て替えの対象となったぜ
とはいえ、住民の人たちだってはいそうですかと建て替えに賛成するわけじゃない
最も多かった反対意見としては、子供たちが生まれ育ったところが
変わってしまうのが嫌だ、というところが大きいようだ
なるほど、それも確かにあるわよね
でも新しくしないと、やっぱり人も入ってこないだろうし
さらにもう一つの反対意見として、環境が変わるのが嫌だという点があるようだ
環境が変わる?
建て替えとなると、しばらくの間は別の住宅に移り住むことになるわけだが
何十年も同じ場所に住んでいたところに、急に環境が変わるとなれるまでが大変だし
ようやく慣れた頃にまた建て替えが完了したから元の場所に戻っていいよ
とか言われても困惑してしまうということらしい
なるほどね
まあ確かにわかるけど
その結果、それくらいなら一層老人ホームに移動しようという決断に至った
住人たちも少なくなかったらしいぜ
ええ?そんなことしたら、余計に過疎化が進んじゃうんじゃないの?
その通りだ
だからちょっとまずいんだよな
ただでさえ若者が入ってくるかもまだ未知数なところなのに
そこからさらに高齢者の方々が抜けてしまったら、今後の展望がちょっと不安になってしまう
うーん、どうにかいい方向に進んでもらうことを祈るわ
新宿区
続いては、新宿区に位置する都営集合住宅富山ハイツだぜ
え?新宿にまで玄海集落があるの?
ああ、富山ハイツは約3000世帯が入居する集合住宅で
地下鉄の駅から徒歩10分程度と、なかなかの効率地なんだ
あれ?結構条件はいいと思うけど、それでも玄海集落になっちゃうの?
そうだな、もともと富山ハイツに住んでいた人たちが、そのまま残っている感じだ
なるほどね
富山ハイツは今まで紹介してきた中でも、結構深刻な状態みたいだぜ
ど、どういうことよ?何があったの?
人が亡くなっているんだ
孤独死だな
え?近頃見ないなぁと思っていたら、亡くなっていたなんてことがよくあるらしい
一人暮らしをしているから、連絡がつかなくなって親戚が見に行って判明するってこともあるようだ
ひっへぇ
孤独死のリアルって感じだわ
しかもそういう状態が、富山ハイツでは普通になってしまっているようだ
当然、住んでいる住人たちも次は自分じゃないかと不安をにじませているようだぜ
そりゃそうでしょうね
一応現状に対する焦燥感から、住民たちも結びついているみたいだけどな
結びついているって?
例えば、旦那さんが亡くなった高齢女性なんかは、お茶会などを自主的に開いて、近所の人たちに積極的に声をかけるようにしてるらしい
ああ、それは確かにいいかもしれないわね
寂しくないしね
とはいえ、そういった行動もなかなか実らないみたいだ
高齢でも、他人と関わりたくないという人が結構いるみたいでな
えー、でもそれじゃあ孤独死するリスクが上がっていくだけじゃない
他人と無理に関わるくらいなら、孤独死を選ぶという人もいるってことだ
しかしそうなると困るのは住宅の管理人の方なんだよな
人が亡くなった建物となると、タダでさえ入りづらい状況なのに、さらに人が寄りつかなくなっていく
なるほど、なるべくして仮想化していくって感じがするわね
一応、そういった建物や土地が安くなっていく傾向はあるんだが、
それでも人が住むかどうかは、ちょっと未知数だぜ
うーん、できれば街を助ける意味でも住んであげて欲しいわね
なぜ限界集落が起きるのか
ここまで5カ所の限界集落を紹介してもらったけど、どうして大都会東京でそんなことが起きるの?
普通、東京ならもっと華やかで便利なイメージになると思うんだけど
まあ言いたいことはわかるんだが、田舎の限界集落と都会の限界集落はちょっと事情が違う
東京における限界集落ってのは、そこそこに大きい団地で起きることが多い
街全体で見てみると意外と限界感は感じないものなんだが、
その団地外だけが孤立していて、様々な不便が発生するっていう状況になるんだ
不便っていうのは、さっきまで紹介してくれた近くに何もないとか、シャッター待ちになっちゃうとか、そういった問題ね?
そうだ。当初としては商店街も栄えていて、みんなも活気づいていたはずだが、
だんだんと住民が年を取り、子供たちは団地を出てもっと都会の方に行ってしまい
ということになって、商店街の経営自体も難しくなっていく
一応、時々はその辺りにコンビニや飲食店をオープンする人たちも現れるが、
商店街で育った団地の人たちには、なかなか受け入れてもらえずすぐに閉まってしまう
なんだかそこはもったいなく感じちゃうけどね
オープンした店はすぐに閉まってしまい、商店街もシャッターが降りてしまう
そういった状況になると少し離れたスーパーなどで買い物をしなければならないが、
年寄りでは遠くまで行くことも難しい
普通の人が10分で行けるような距離にも、20分必要になることがザラなんだそうだ
それは確かに
しんどそうね
でも車とかはないの?
霊夢、高齢者と車で結びつけられるのはなんだ?
え?あ、じ、事故とかあったら大変よね
そういうことだ
だからあまり車に乗る人は少ない
じゃ、じゃあ自転車とかはないの?
足腰の悪い高齢者は自転車に乗るのだって一苦労なんだ
こぐのも大変だし、少しバランスを崩せば体勢を立て直すこともできず倒れてしまう
うーん、年を取るっていうのは大変なことが増えるのねー
これとだけじゃなくて、自治会とかもどうにかして
若者が住みやすいような団地にする、みたいな活動をした方がいいんじゃないの?
一応、そういった団地も対策として家賃を安くするといった方法は取ってるんだ
実際に13区にある玄海団地の多くは、他と比較するとびっくりするくらい安いみたいだぜ
え、そうなの?
ちょっと不便でも若者なら自転車も乗れるし、車を持ってる人もいるだろうから、安いなら住むのもありだと思うけど
確かにその選択肢は多いにありだとは思う
しかし、実際の若者の声はそうではないんだ
どういうことよ?
過去に玄海集落に、家賃の安さから移住してきた例ってのはいくつかある
そしてその後、数年内にまた引っ越してしまうことがほとんどだそうだ
ど、どうしてよ?
理由として、おじいちゃん、おばあちゃんしかいない団地に住むのは辛い、ということらしい
高齢者と若者では話が合いづらいし、最近の若者となると、相手とは一定の距離を保ちたいという傾向が強い
しかし高齢者の間にはそういった垣根があまりない場合が多いから、結果的にコミュニケーションに乖離が起きてしまうというわけだ
うーん、ちょっとやそっとじゃ解決しそうにない問題ね
ここからは、少しだけ尖った内容についても触れていくぜ
え、そんなヤバい話があるの?
誤解がないように伝えておくと、そういうケースもあった、というだけだからな
それじゃあ紹介していく
さっきの例にもあるわけだが、一応玄海集落にも若者が移住するケースはある
ふむふむ
例えば、もともと田舎で祖父母と一緒に暮らしていた経験があるような
年寄り大病、年寄りの手伝いをすることが苦ではない若者が移住することもあったようだぜ
むしろ喜んで手伝うこともあったみたいだ
買い物に行って荷物が重いという人がいれば運び
電球が切れたといえば、休みの日に交換しに行ったりしていたみたいだぜ
えー、すごい献身的じゃない、めちゃくちゃいい若者ね
旗から見ていればとてもいい話に思える
しかし、決していい話ばかりではないんだ
なによ、普通にいい話だと思ったけど
人間、便利になるとその便利さに甘えてしまうものだ
今まで自分ではできなかったことが、若者の力を借りればできることを知ったら
どんどんわがままになってしまうものなんだよ
な、なんかちょっと嫌な予感がしてきたんだけど?
そう、その団地のお年寄りたちは、若者が好意でやっていたことを
やってもらって当然と思うようになっていき、 毎日のように手伝いにこさせるようになったという
う、うわあああ
好意が台無しになるやつー
さらに恐ろしいことに、団地ってのは基本的に閉鎖的なコミュニティになっていく
さらに年寄りたちはそういった閉鎖コミュニティで噂という形で情報を共有していく
何が起きるかというと、あの若者にこの間電球を買えてもらったんだ
などといった、手伝いの情報共有が起きるんだ
そんなことしたら、じゃあうちもやってもらおう、みたいな話になっていくじゃない
その通りだ
そうして手伝ってもらう世帯が増えて、 若者は毎日のように手伝いに借り出されるようになる
さらに、中にはいつになったら手伝いに来るんだ?
と怒り出す人まで現れるというわけだ
いやいや、毎日のように手伝いに行ってるんだから、 遅くなる人も出てくるのは当然でしょ
結果的に、若者は自分がただ利用されてるだけということに気づいて、 団地を出ていくことになってしまう、というケースが実際にあるようだ
全ての限界集落がこうとは言わないが、 中にはなるべくしてなった限界集落もある、というわけだ
なんだろう、ちゃんと若者のことをおやまった上で手伝ってもらえたらいいんだろうけど
やってもらって当然ではなく、 感謝とおやまいの気持ちが重要だよな
ただ、中には移り住んでくれた若者に対し、 ちゃんと丁寧に接するケースもあるようだ
何かを手伝ってもらったらちゃんとお礼として野菜をあげたり、 料理をお裾分けしたりな
あ、それはとってもいいわね、 そういうコミュニティなら私も大歓迎だわ
限界集落の問題
でもさマリサ、冷静に考えたんだけど、 限界集落ってそんなに問題なのかしら?
お、お前何を言い出すんだ
だって、高齢化で過疎化して、人が住まなくなってるって、 田舎でもよくある話なわけじゃない?
なるべくしてなったのなら、 その自然の流れに任せてもいい気がするけど
あのなレイム、さっきも言ったが、 田舎の限界集落と都会の限界集落では、 全然話が変わってくるんだ
まず、限界集落になって人口が減ると、空き家が増えてくる
空き家が多くなると建物自体が古くなっていき、 その土地に雑草などが生えて景観が損なうだろう
景観が損なうくらい、別に気にしなきゃいいんじゃ
甘いな、建物が古くなれば、老朽化し、 災害などが起きたときに倒壊のリスクが増えていく
え?そ、それは確かに問題だわ
さらに不衛生となって悪臭を放つという問題も起きてくる
建物の管理が行き届かなくなると、ホームレスも住みつき、 ゴミの不法投棄などの場所になり、 限界集落がさらに限界を迎えていく結果となるわけだ
お、思っていたよりも色々問題が起きそうなことは分かったけど、 それでも、その地域に近づかなきゃいいだけの話じゃないの
確かに田舎の場合は、そもそも近づくほどの人間はいないかもしれない
しかしそこは東京なんだ。 日本の人口の大部分を占める場所だからこそ
限界集落となって、人が寄りつかなくなると何が起こると思う?
な、何が起こるの?
犯罪が、多くなるんだ
犯罪?
例えば、人が住んでいない空き家は 犯罪者たちの隠れ家として最適だ
そこを利用して違法薬物の取引が行われたり、 窃盗犯が盗んだものを隠す場所に使ったりする
そんな恐ろしいことが
そうでなくても、不法入国者たちがとりあえず 住む場所として空き家に住みつくケースもある
もっと恐ろしい話をすると、そういった犯罪が起きやすくなる状況でも、 まだその地域に住んでいる高齢者の方々がいるじゃないか
も、もしかして、何かの犯罪に巻き込まれたりっていうケースも?
その通りだ
団地で一人暮らししてる人は 特にお金を貯めている可能性が高いからな
一人で、身内が近くに住んでいなくて、 最近会ったり連絡したりもしていない
そういう状況の独居老人を見つけたら、 犯罪者にとっては格好の餌食だぜ
と、とんでもない問題だらけってことがわかったわ
確かにそれはどうにかしなきゃ
また、犯罪だけでなく産業も衰退していってしまう
人口が減るわけだから当然よね
特に商店街なんかは絶望的だ
本来なら、自身の子供が店を継ぐなどして、 店を続けていき、産業を維持するというのが 理想だったのかもしれないが、
残念ながらそういった子供たちは都会に行き、 自分のやりたい仕事を見つけている
それはそれで喜ばしいことだが、 問題が解決するわけじゃないからな
じゃあ、他に後継者になってくれるような人を 探さなきゃいけないわよね
そんな簡単に見つかると思うか?
まず若者が近寄ってくれないっていうのに
そ、それは確かに
産業が衰退していけば、人口もさらに減少し、 犯罪者たちの温床になっていく、というのが最大の問題だぜ
ど、どうにかしなきゃいけないわよ
塩梅集落を復活させるには
都とかも、建て直しとかをして何とか 集落の復活を図ってるわけよね?
そうだな
他にも、自治体が何とかしようと アキアバンクなるサービスを始めているようだ
アキアバンク?
物件の所有者が物件を登録し、移住目的で 物件を探している人たちへのマッチングを行うサービスだ
これを使うことで、より効率的に アキアに人を誘致できるというわけだぜ
なるほど、ネットの力をここで駆使するわけね
また、アキアを住居としてだけでなく、 宿泊先として提供する
アキア再生事業を行っている場所もあるみたいだぜ
こうすることで、そこに住む人でなくても 観光客として人が来ることもあるようだ
すごい、しっかりいろいろ考えて 対策してるってことじゃない
また、IT企業が限界集落にオフィス誘致する といった試みもされているようだ
ど、どういうこと?
そんなところにオフィスを誘致なんて
IT企業というのは、基本的にはインターネットの 通信環境が整っていれば仕事ができる
だから、言ってしまえば限界集落でも ネットさえ繋がれば仕事ができるというわけだ
まあそりゃあ、理論上はそうでしょうけど
実際に、IT企業が、業務に従事しやすくするために 高速インターネット環境を配備して企業を誘致し
限界集落の問題を解決した、という例があるらしいぜ
え?既にそういった解決策が出てるの?
ああ、その結果集落の人口が増えて、 レストランやホームセンターなど
生活に密着するような産業が増えたという ケースもあるみたいだぜ
めちゃくちゃすごいじゃない、 じゃあ全ての集落でそれをやれば
問題もすぐに解決する、ってことでいいわね?
いや全然よくねえよ
そんな簡単にIT企業がオフィスを誘致できるわけないだろ
かなりの額が必要になってくるし、 住民たちの許可だって必要になってくる
特に、若者たちの力を借りて当然と思っているような、 あまり良い考え方をしていない年寄りが
いるような地域だったら、変化を嫌う傾向があるし、 そういう企業が入ってきたら
すぐに煙たがって追い出そうとすることも考えられる
うーん、結果的に地域を助けるための行動になるわけだから
あんまり毛嫌いせずに、まずは話を聞いて欲しいんだけどねえ
そうなんだが、やっぱりわからないものに対して 毛嫌いや拒否感を示してしまうということはありえる
だから、限界集落をすべて解消するというのは、 かなり根性のいるプロジェクトになるんだ
でも、いずれは解決しないと、悪い方向にばかり進んじゃうわよ
今後の計画に、期待するしかないな
ということで今回の解説はここまでだぜ
次回もぜひ見てくれよな
チャンネル登録高評価もよろしくね
ご視聴ありがとうございました
